マレーシアで病院

さて、またまた久々のブログ更新です(・(ェ)・)ノ

この前マレーシアに来て、初めて病院に行ってきました。

 

いろいろ気づく点があったので、書きとめておこうかなと思いまつ。

多分東南アジアで病院を受ける場合は、どこの国に行っても、まあどこもこういう感じじゃないかなと思います。

また、旅行中に、体調がああああ、うわあああああΣ(||゚Д゚)ヒィィィィ という場合に、海外の病院に行く際にも、あぁこんな感じなんだなと参考になることもあるかもしれません。

その場合は旅行保険が使えるような気がします。

ですので、現地に住まれている人にも、旅行でアジアに来た人も、ああこういう感じで病院に行くんだなと思ってもらえればおつですヽ(´∀`ヽ)

 

 

さて、
ちょっと仕事中に、喉が痛いなぁ、脚や腕の関節が痛い、体がだるいぬ……うーん、ちょっとキツイなお……(´ヘ`;) という風邪の症状が出てたので、次の日は特に忙しくなかったので、

ボスから、

明日はMC(medical care。いわゆる病欠)を取ったら、

と言われたので、病院に行ってくることにしました。

 

ちなみにこのMC、病欠なので、病気だから仕方なく休みを取りなさいというものなのですが、中にMCは使わないと損だよとか思ってるちょっと困った従業員も結構います(;^_^A アセアセ

(僕の会社はMCが年間14日間くらいあったはず)

『えぇ、HIRO、MCは使わないともったいないよ〜』

と言ってくる友人もいるのですが…流石にそれはどうかなと( ・ω・)
ゆるゆるマレーシアでも、流石にそれを許す風潮はないと思います。

事実、MCをいつも決まったタイミングで取る従業員に対して不信を持つ上司はいると思いますし、MCを取って海外旅行などに行ってたことがバレて、上司からパスポートをもってこいという話になって速攻で首になったという話も聞いています、

 

さてさて、僕は会社が医療保険に入ってくれているのでその保険を使います。
AIAという民間保険会社です。
カードはこんな感じ。

 Point Blur_Jul242016_201935

ちょっとボカシが多いか…Σ(´∀`;)
で、その保険会社、今回の場合はAIAに対応しているクリニックに行きます。

多分その保険会社のホームページを見れば、対応しているクリニックの一覧が載っているのではないかと思うのですが、ちょっと調べるのがめんどくさかったので、ちょうど会社内の同僚に、

な ぜ か いつも決まったタイミングでMCを取る KING OF MCがいたので:(;゙゚’ω゚’):

その人の診断証明書に記載してある病院を探して行ってきました…ゴクリ…(`・д´・ ;)

 

家のすぐそばに、このグループ系列の病院があったのですが、そこに行ってみると、なんと、このクリニックはつい最近できたばかりの新しいクリニックのため、まだAIAの保険には対応してないとのこと。
そのため、ここで診察を受けることもできるが、その場合はここで今日の分の診察代を現金で支払って、また別にそのグループの、保険に対応している病院に行って手続きをしてやっとお金が戻ってくるとの事。

ちょっとめんどくさいでつね。

ただし、以下のことにも気が付きました。

 

ほうほう、なるほど。民間保険会社と病院ごとの契約は法人レベルではなく事業所ごとなのね

 

なんてことにも気づきました(^_^;)
とはいえ、実はここの病院は看板がフランチャイズのため、法人が違う可能性が…という裏情報もありましたが(;・∀・)

また行かないといけないなら最初から対応している病院に行こうということで、暑い中30分くらい歩いて病院に行ってきました。

『ってかお前風邪じゃないんかーい。タクシーで行かんかーい(((((;´∀`)』という話ですが、家に一人でいるよりは、歩いてると気が紛れるというのもあるのでつ。

さてさて、病院に着きました。

 

なんか24時間やってそうですね。病院内はこんな感じです。

 

おまい風邪ひいてんのに、なんで病院内を観光してんだ?という感じでつね(^▽^;)

 

さて、今回行った病院は、庶民エリアにあるいわゆる街医者です。

 

場合によっては、もうちっと大きい医療機関のほうが安心かなあと言うときもあるでしょう。

 

そういう場合は下記のような大きめな民間医療機関に行くと、日本語通訳がある場合もありますし、ちょっこら安心です。

 

 

病院の選び方は、家の近くの街医者に行ってからより詳しくなら大病院に行くとか、もしくは最初から大病院に行くのが好きだという感じでいろいろ選べますね。これは日本と同じ。個人個人のスタイルで良さそうでつね( ̄(エ) ̄)ノ

 

病院に入ると、一番最初に

First time?

と聞かれました。

 

初診ですか?と聞かれる日本と変わりませんね。

でその後は、

  • 名前
  • 電話番号
  • アレルギーの有無
  • 今何か薬を飲んでいるか?

の確認。
パスポートは?と聞かれたので、それを見せたら、病院の事務員さんの方で問診表みたいなものに全部書いてくれました。

 

病院にもよるのでしょうが、日本の病院って医療事務の人も静かにモクモクと仕事をしてますが、ここのクリニックは事務員女性達や遊びに来たような感じのおばちゃんとがギャーギャーとうるさい雑談ばかりをしていました…(;´∀`)

 

名前を呼ばれて診察室に入ると、若いイケメンの華人のお医者さんがいますた(∀`*ゞ)エヘヘ

さてと、
症状を伝えて、
喉をアーンとやって腫れてるかを見て、
体温計を測って、
聴診器を当てて終了でした。

5分かからなかった気が…(*´・ω・)

体温計の測り方がちょっと違ってましたね。
日本は脇の下で測りますが、こっちでは、体温計を舌ではさみます。
とりあえず専用の袋みたいなのに入れて体温計を舐め舐めするので、不衛生ではありません。

実は初めての海外での病院だったので、ちょっとドキドキ、ちょっとニヤニヤしてました(・∀・)ニヤニヤ
が、別に日本と変わりませんでした。

日本でないところでの病院ってちょっと不安だなぁ、ちゃんとしてくれるんだろうか?などと思っていましたが、別に気にすることなくちゃんとやってくれました。

というか、街のお医者さんですので、症状を見て判断して薬を出すだけなので、こういった部分であまり技術の差があるような気はそんなにしない…。

薬ってのはどこの世界でも基本的に巨大製薬会社が作る同じ薬を使っていると思いますし。

初めて海外の病院にいきましたが、不安感はなくなりました。これなら安心して任せられそうかなと(=^・^=)

 

ちなみに、診察が終わって、イスに座ってちょっとしたら、名前を呼ばれて、薬を出されました。

 

知り合いから、

マレーシアは日本と比べて薬の量が凄く多いのよ、まぁ飲まなければいいだけだけど

 

と聞いていたのですが、まぁ確かに風邪の症状にしてはたしかに少し多いかな。普通の風邪でしたが、4種類でてきました。

 

ちなみにお金は一切かかりませんでした。完全無料でした。

 

病院に診察に行って、お金を払わなくていいの???な、なんだと…超お得だぉ…ゴクリ…(`・д´・ ;)

 

とすごくビックリしました。

まあ後で病院が、民間保険会社のAIAに請求するのでしょうが。

僕にとっては初めての、民間医療保険を使って病院に行った経験でした。

 

さて、貰った薬は以下でした。

 

袋の記載部分を拡大してみましょう。

いつも思うのですが、マレーシアの人ってめちゃめちゃ字が汚い…(;´∀`)
ぶっちゃけ全然読めないΣ(´∀`;)

 

幸いにもここのお医者さんは、

・最初にこれを飲め、喉の痛みに効く

・それでダメなら、これを飲め

・熱があるならこれを飲め

・で、それらの薬を飲んで効果が無い場合にだけ、この薬を飲め

という感じでしたので、薬を出すけど飲む飲まないの選択権はこっちにあるという感じでしたぬ。

まぁ次からはしっかり聞いて書いて覚えたほうがいいですね。

 

さて、僕の場合はお医者さんが言われたことをすっかり忘れてしまいましたので、こういう場合はどうすれば?と思いました。

もともと薬を飲むのもあまり好きではないですし(* ´ω`))

 

そこで、薬の錠剤のパッケージにある薬名をネットで調べてみるのがいいことに気がつきました。

さて、貰った薬の種類をアップしてみましょう。

 

 

Difflam
ふむふむ、喉用のトローチのようですね(下記参照)
http://blogs.yahoo.co.jp/kitsunetokuching/41299002.html

 

こればかり舐め舐めしてましたが、結構これ美味かったですぉ。

 

Pontalon
痛み止めと。副作用が大変少ないと書いてありまつね。

 

prednisolone
炎症やアレルギーをおさえるお薬です。プレドニゾロンは、もっとも標準的なステロイド薬で……

なにいステロイドだと…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

お医者さんがどうしても効かないときに最後に飲めと言ってたこの薬は相当キツイ薬だったわけですな。

なので効かないときに飲めということだったのでしょう。

マレーシアでは風邪ひいたらコンビニに普通に市販されている有名な薬、パナドールで無難に良い気もします。
効き目は分かりませんが、赤ちゃんが飲んでもいいくらい副作用がないらしいですので。

 

僕の場合は熱も関節の痛みも少なく、喉が痛かったくらいだったのですが、上記のDifflamというトローチが全然効かなかったので、喉の痛み用の市販の薬もいろいろ調べてみました。

 

まずはコンビニでこれを買ってみました。

 

これダメ( ´Α`)
ただの喉飴みたいな感じ。

 

次は薬局で以下の錠剤を。

 

 

強すぎる薬じゃないよね????(; ・`д・´)、と再三確認して買ってみました。

 

ぶっちゃけこの薬も一度飲んで全然効かなかったので、一錠だけ飲んでやめました。

 

実は上記の錠剤を薬局で買ったときに、マレーシアと日本の違いに気づいたのですが、

 

日本ってマツキヨなどの薬局で薬を買うときには箱単位でしか買えないので一度薬を買おうとすると大量に買わないといけないと思うのですが、マレーシアでは、このように箱から出した少し少なめの単位で、安く薬を買うことができるのですね。

 

正直薬局で箱単位で買っても、そのとき薬を飲んだらもう長いこと使わないので、金がもったいないんですよねぇ。

 

あと、お医者さんが

 

『もしも4日くらいたっても熱が引かない場合はもう一度来なさい。デンギの可能性があるから。』

 

と言われましたが、これはマレーシアの場合は、風邪の時には当たり前に言われる言葉なんだと思います。

 

僕はデング熱にかからないように、普段から半ズボンは履かないようにしています。
流石に暑いので長袖までは着ないけど…
蚊が出てきたらソッコーで始末ですね。
ゴキちゃんとかはあまり出てこないですけど、ゴキちゃんなんて人間からすれば別に無害なんで気にならないのですが、蚊はヤバイ。

 

ちなみに、この前蚊を倒すのにこういうのがいいというツイートを見つけました。
これはすごく参考になります。

==============================

蚊を倒すときは左右から挟むのではなく、上下で挟むようにすると仕留めやすいらしいぞ!
http://togetter.com/li/983911

==============================

 

 

 

さて、これはメディカルスリップです。
日本でいう医者の診断書です。

 

これを提出することで、病欠が認められます。
ってか、これってどんな症状で……とかを記載する部分がない?

いや、あることはあるけど、書いてくださいと言わないと書いてくれないようです…(・Θ・;)
基本は、何日間は休みなさいよという記載だけです。

 

ってか、これは、どう考えても作り放題だな……(;´∀`)

 

そういえば薬の話に戻りますが、昔日本にいるときに、知り合いの看護師の人が、

 

『医師に処方してもらう薬と、薬局に売ってる薬は、同じ名前の薬でも医師に処方してもらう薬のほうが効く成分が強めになるように作られている』

 

と言ってましたね。
まぁ普通にメーカーからすれば、医師処方用だけ有効成分を多めに作ることなどたいした労力ではないでしょう

というか、夜勤の勤務中に喉や関節が痛くなって来たのですが、夜勤中はキツかったのですが、ボスが出勤して来て、話し相手ができると、とたんに楽になりますね。

ボスが来てちょっと元気になりましたよ…というとボスが大笑いしてました。

一人で風邪ひいて家で一人で、(´ε`;)ウーン…、(´ε`;)ウーン…とうなされるのはキツイですが、話し相手がいると随分違うものですね。

などと気づきました

 

 ちなみに僕は、風邪をひくと、気分を紛らわすために、いつも家で水曜どうでしょうを見てしまいます…(;´∀`)

 

さて、ちょっと話題を変えましょう。

 

今回は、僕にとっては民間医療保険を使った初めてのケースだったのですが、いろいろ気づきました。

 

日本にいる時は、国民皆保険制度のため、3割をいつも払っていました。
3割でも高いなぁ、ってか10割計算で出すと、お医者さんって儲かるなぁと思うことはありましたが。

 

僕が今回使用した民間医療保険は会社が払ってくれているので、掛け金等の詳しい事やカバーされている内容は詳しく知りませんが、初めての民間医療保険としては悪くないなと思いました。

 

とは言え、自分で保険を掛けて保険料を見たら、高っ!、とか思うかもしれません。

 

 

日本はTPPが開始しようがしまいが、アメリカの新自由主義についていき、いずれ国民皆保険制度が破壊され、医療のすべての分野で民間保険に頼る事になることはほぼ間違いないでしょう。

いや、アメリカがどうのこうのの話ではなく、日本政府は国として国民の社会保障を行うつもりは、もはや1mmも無いです。

その時、お金をたくさん持っていて民間の医療保険に加入できる人は、ちょっとした事でも何不自由なく病院に行けて、診察代もかからずに診療を受けられると思いますが、お金が無く民間医療保険に加入できない人は、風邪ひいても病気になっても歯が痛くても病院にいけなくなるんだと思います。

どうしてもシンドイからと、なけなしのお金でなんとか病院に行っても、鬼の全額負担ということになるでしょう\(*`∧´)/

 

という将来の状況を考えると、

日本を離れてアジア諸国に住むことは、特に若い人にとっては医療面でも日本よりも待遇が良くなる気がします。

 

重要なことですので、もう一度書きますよ。

現在は日本は経済もアベノミクスによりどん底に落ちてます。

なので、日本では貯金もできないので、アジアでお金を稼ぐ時代だ!という話もよく耳にします。

そういった経済的な面だけではなく、医療保障の面においてもアジアで暮らす方が日本人にとっては有利な生き方ができる…

そういう時代が来る可能性があるということです。

 

 

さて、ちょっと想像してみましょう(・ε・)

例えば日本の国民皆保険が終了したとします。

会社にもよりますが、日本の大企業ならば、従業員の福利厚生として、民間医療保険に加入してくれるところもあるでしょう。

が、おそらく大部分が、そんなもの個人で勝手に契約しろ、会社に頼るな、国に頼るな、自己責任だ!状態になるでしょう。

 

ただでさえ給与が減っている日本人が、今の国民健康保険料よりも高額な民間医療保険に加入できるでしょうか?

できないと思います、特に若い人は。

奨学金でがんじがらめになって、なおかつ高額な民間医療保険はありえない話ですね。

 

ということは、特に日本の若い人は、医療保険に入れない人だらけになると思います。

 

上記を考えると、国民皆保険が破壊された後、もしくは破壊される直前数年間というニッチな隙間の将来においては、アジア諸国に働きに出て、民間医療保険に加入してくれる企業で働くか、もしくは個人で契約するという方法が、少しお得な環境になっている気がします。
(マレーシアにおいては、個人で民間医療保険に加入する場合は、年齢や諸事情やカバー範囲にもよるでしょうが、だいたい年間3万円程度と聞いたことがあります。ただこれは自分が直接聞いた話ではないので、もしかしたら違うかも……(;´д`)ノ)

この方法であれば、先々の日本の体制を想像すると、日本にいるよりも安心して平均的な医療を受け続けて、日常生活を送ることができます。

このような安心して病院に通える体制づくりの観点からも、特に若い人が、もうすでに終わった日本よりもアジアで働いた方が良い理由の一つになります。

ちなみに今回の僕の話は、一般的な生活範囲での医療の話です。
高度先進医療などはちょっと分かりません。
が、日本でなくても、医療ツーリズムに力を入れている隣国のシンガポールやタイなどなら富裕層向け先進医療が受けれるでしょう。
今時富裕層向けの病院なら日本語が話せる医者や通訳の人はまずいます。
病院飯もわざわざ日本のまともに検査をされてない汚染された食材を選んで使うことはまずないと思います。

 

 

と、ぼちぼち思いついたことを書いてみました。

 

お気軽にコメントでもくださいな。

では~( ≧∇≦)ノ

 

 

Add a Comment

Your email address will not be published.