猫の街 クチン観光

猫の街 クチン観光

 

マレーシアのボルネオ島に旅行に行く!というと、コタキナバルの名前はよく聞きますが、クチンに行く!というのはまだ少ないかなと思います。

コタキナバルのように海も山もあるわけではないですが、人口60万人のそこそこ大きい都市です。

クチンという言葉がマレー語ではネコを意味することから、ネコが街のシンボルなので、街中にはネコの像がいたるところにあります。

そんなクチンの観光情報は、インターネット上にも少ないなと感じましたので記事にしてみました。

 

 

 

クチン基本情報

サラワク州の州都で最も人口の多い街。クチン市内の川を挟んで北側に16万人、南側に33万人が住んでいる。クチンは元々ブルネイ王国の3番目の町だった。

サラワク王国になって以来、英国人ジェームズブルックが行政を管理し、水路、病院、刑務所、砦、バザールなどを整備した。その後、大日本帝国の統治下に入る。日本降伏後、再度イギリス領になる。

なお歴史を見る限り、このクチンにおいては、珍しく大日本帝国軍の地元ローカル人への虐殺的な史跡は無い。

マレーシア連邦発足後、1963年にクチンは州都の扱いになり、1988年には市に昇格する。クチン行政は北部と南部に分割されており、同じクチン市内でも2つの行政がある形になっている。そのため、市長が2人もいる。

市民は人種が多種多様であり、マレー系、中国系、イバン族・ビダユ族などの先住民族に分かれる。家族内ではそれぞれの言語を話し、外や仕事では英語やマレー語を利用する。中国系の割合が高い。なお、サラワク州全般では、先住民族のイバン族・ビダユ族がマジョリティになる。

食の都としても名高い。

クチンはマレー語で”猫”という意味であり、街中にはいたるところに猫の銅像がある。が、猫自体はほとんど見ない。クチンという街の名前は猫から来ているわけではなく、たまたま呼び名がクチンになったため、その後でサラワク州の人々が街のシンボルをとりあえず猫にしたという流れのようだ。クチンという名前は、1800年以前から使用されていた。

諸説あるようだが、

  • フルーツのロンガンがよく取れた。ロンガン(竜眼)はマレー語では、”mata kucing”だった。ここからKucingと言う名前が取られた説
  • 中国語では、Ku Chingは古い井戸を意味する。クチン市内は昔は清潔な水の供給が悪かった。そのため、古い井戸を新しい井戸に取り替えたという経緯がある。。。

などなど。

どちらにせよ、猫の街だからクチンという呼び名にしたのではなく、何か別の要因から街の名前がクチンになり、どうせクチンという名前ならば、猫を街のシンボルにしようと言うことになったのが始まりであることはほぼ間違いなさそうである。

 

 

どこにあるの?場所・地図

ボルネオ島の西端。インドネシア国境が近い場所にある。が、インドネシア人が仕事を求めてクチンに来ることはあるが、逆にマレーシア人が仕事をするためにインドネシアに住むなどのことはまず無い。

 

どんな街?概要

猫の街として知られるが、猫はあまり見ない。見るのは銅像だけ。ローカルは、「クチンは何も無い」というが、実際に旅行に行ってみると意外と観光地はある。が、都会ではない。特に、

  • Kuching Cat Museum ネコ博物館
  • Semenggoh Nature Reserve セメンゴ ワイルドライフ リハビリテーション センター
  • Bako National Park バコ国立公園

の3つは他の場所ではなかなか見られない観光地なので、十分に楽しめると思う。

マレーシアはイスラム教が国教であるが、サラワク州は様々な人種が入り乱れているので、クアラルンプールなどのマレーシア半島側と比べていろいろな意味で緩い。そのため、夜のバーなどに、ヒジャブをかぶったマレー系の女性が、他の中華系やサラワクの先住民族の人種の友達同士で同じテーブルで一緒に楽しんでいる姿もたまに見られる。

最初見たときは驚いた。

マレーシア半島側では、基本的に民族ごとに別々になることが多く、そんな光景はとても考えられないからだ。

そのため、ボルネオ島は人と人とのつながりがどことなく緩く、生き易い雰囲気があるのだろう。

そのように、人種も多く、適度な距離感と緩さがあるため、クアラルンプールなどで働いて疲れきったマレーシア人が、ボルネオ島に住みついて都会ではない精神的な豊かさを求める傾向もある。

都会から逃げたがる人がいるのはどこの国でも同じのようだ。

 

 

クチンの観光について

 

 

お勧めスポット

 

 

Kuching Waterfront ウォーターフロント

川沿い。昼間はゆっくりと川の流れを見て落ち着くこともできる。夕方以降になると市民がどんどん集まってくる。ギターのパフォーマンスや、レストランが始まる。クチンの人は、基本的にここに集まる。夜はここでみんなと一緒にご飯を食べる、それがクチンの生活スタイル。

猫の街 クチン観光

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Kuching Cat Museum ネコ博物館

1993年開業。ネコに関するものを4000点以上を世界中から集めた。日本からは、なめネコ・ドラえもん・キティちゃんが参戦。なぜかトトロもある。トトロはネコなのかな?

猫の街 クチン観光

かなりのインパクトのある入り口。

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招き猫。というか招き猫を商店の入り口においているお店はマレーシアでも普通に多いですね、

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なめ猫まででてきた。

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Carpenter Street カーペンターストリート

ウォーターフロントに近い。最古のクチンストリート。基本的にはチャイニーズ系のお店が並ぶ。ローカルに人気のレストランもあるが、そんなにいうほど活気はない。若者向けのおしゃれなカフェなどもあるので、ゆっくりはできるかも。夜はおしゃれなバーも開店する。ウォーターフロントに近いため、両方を行き来して、気に入った方でご飯を食べたりお酒を飲んだりすればよいかも。

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Fort Margherita マルゲリータ砦

1879年にイギリスの保護国にあたるサラワク王国を統治していたチャールズ・ブルックによって建てられた。英国の城のデザイン。海賊からの襲撃からクチンを守るために作られた砦。1971年には警察博物館に変わり、現在では観光地になっている。マルゲリータの名前は、ブルックの愛する妻の名前からつけられた。

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Semenggoh Nature Reserve セメンゴ ワイルドライフ リハビリテーション センター

20年以上前から、この施設で若い捨てられたオランウータンを保護し、ジャングルで生きていけるように育てている。ウォーターフロントやネコ博物館と並んで、クチンで最もお勧めの観光地。

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外国人料金があるが、どちらにせよ安い。

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それぞれ名前がつけられている。

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手足が長い。

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観光客も多かった。実に素晴らしい。ぜひ訪問すべき場所。

 

 

 

Cat Statue 猫の像

基本的にネコこそがこの街のアイデンティティであることは間違いない。が、どこにもネコがいない。いるのは銅像だけ。いたるところに銅像はあります。まあ、元々ネコが関係してクチン市という名前になったのではなく、名前がクチンになったから、ネコをシンボルにしたという流れなので、しょうがないといえばしょうがない。

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Bako National Park

1957年に国立公園に指定された。サラワク州の森林や湿地林などの幅広い紹介。ジャングルトレッキングもできる。鼻が伸びたテングザルやシルバーリーフモンキーが見れることが有名。だいたい高い木の上にのっていると思うので、写真に収めようと思えば、望遠の一眼レフがいるかも。運がよく地上に降りていれば、スマートフォンでも写真に取れるかもしれないが。そのほかには、猪やリス、大きなトカゲも見ることができる。

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シルバーリーフモンキーかな?

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バコ国立公園までは、バスで安くフェリー乗り場まで行ける。

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その後、フェリーに乗って国立公園まで移動。

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Tua Pek Kong Temple

1884年のクチン大火事に生き残った中国寺。1843年に立てられたという説もあるが、公式には1876年に建てられたと記録されている。毎年祭りが行われている。

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Sarawak Cultural Village サラワク文化村

クチン市内から遠く、行きは楽だが、帰りはタクシーを見つけるのが相当難しい。帰りのことも考えてくる方がよい。ダマイビーチが近いので、一緒に観光するのがよい。

サラワク州は数多くの様々な民族が住んでいる。彼らはマレーシア国籍ではあるが、民族的にはそれぞれの考えがあり、家庭ではそれぞれの言語で会話をしている。この文化村では、ビダユ族、イバン族等の先住民のロングハウス、メラナウ族の高床式住居、中華系の家などのサラワクに居住している幅広い民族の文化や家を一度に見ることができる。それぞれの家にはそれぞれの伝統的衣装を着た人がいる。

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Damai Beach Resort ダマイビーチリゾート

僕が来た時は、潮が引いていたので、ビーチがきれいかどうかも正直分からなかった。複数水着を着ている人がいたが、普段からそんなに栄えているビーチではないと思われる。ちょっと見て、ゆっくりするのがよいかも。

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Chinese History Museum

サラワク州に住む中華系の歴史の博物館。サラワク中国人協会の本部として1921年に建てられた建物をそのまま現在博物館として利用している。中華寺のTua Pek Kong Templeの目の前にあるので、一緒に観光するのがよいかも。昔からの中国との貿易や、現在のマレーシアの中華系が中国本土のどこから移民してきたのかなどが展示されている。博物館は基本的に無料。

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Japanese Cemetery 日本人墓地

日本人墓地。マレーシアには30ほどの日本人墓地があります。ちなみにこの墓地のある、Batu Lintangというエリアは、日本軍統治時代には、連合軍の捕虜収容所があった場所です。食べ物も無く、多くの捕虜が亡くなっています。日本軍降伏により、収容所はオーストラリア軍が接収した。なお、その収容所のガードマンの多くは、韓国人と台湾人だったようだ。

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Malaysia-China Friendship Park 马中友谊公园

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Natural History Museum・Sarawak State Museum サラワク博物館

ボルネオ島で最も古い博物館。現在は2020年まで一時的に閉鎖され、改装工事中。1878年にチャールズ・ブルックの興味のあるサラワクの自然や歴史の為に作られた。日本軍統治時代は、日本軍が博物館の価値を理解したようで、特に大きな略奪も被害も無かったようだ。

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Kuching City Mosque クチン モスク

元々は1847年に建てられた木製のオールドモスクとして知られ、1968年に新しくリニューアルされた。船にでも乗って、川から見るのが最も景色がよい。クチンの中華寺のTua Pek Kong Templeの方が、建造年が若干早いような気もします。もしかしたら、マレーシアという国は、イスラム教が伝わるよりも中華系のお寺が入ってきた方が早かったのかもしれませんね。

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Plaza Merdeka

クチンのウォーターフロントやカーペンターストリートなどすぐ近くにあるショッピングモール。よく広告にも載っており、歴史があるのだと思うが、あまり大きくは無い。中心地だから場所を大きくとるのは難しいだろう。最近新しく郊外にできた大型ショッピングモールの方がゆっくりできるかな。でも観光地が固まったエリアにある唯一のショッピングモールなので、中に入って喫茶店でお茶を飲むなどは良いと思う。

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アート

街中には意外とセンスのよいアートも多い。アートが書かれている場所は、ある程度一箇所に固まっている。

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アートはこの周辺に固まっているので、この辺を散策すれば、すぐに見つかるだろう。

 

 

食文化

Topspot Food Court

ローカルも集まる食堂街。ビルの屋上にある。ここに来れば、大半の食べたいものを食べることができる。基本は海鮮料理。

猫の街 クチン観光

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クチンへの行き方・アクセス

基本的には、

  • マレーシア国内便
  • シンガポール
  • ブルネイ
  • インドネシア(ポンティアナック)

の4つの飛行機がある。バスでボルネオ島を横断するなどという人はあまりいないと思うので、クチンに来る人は、ほぼ飛行機になると思われる。

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公共交通機関

市内バスはあるが、ルートを把握するのは難しいと思われるので、やはりGrabがよいだろう。市内中心部の観光地なら、狭い範囲に固まっているので歩いて回ることも可能。

郊外にある

  • Semenggoh Nature Reserve セメンゴ ワイルドライフ リハビリテーション センター
  • Bako National Park

に関しては、公共バスで価格も安く問題ないので、バスを利用するのがいいだろう。

バコ国立公園行きのバスは、Open Air Marketの向かいにたくさん並んでいる。下記の地図の辺り。

 

Semenggoh Nature Reserve行きのバスは、下記のあたりから出ている。

 

モデルコース

市内中心部の観光地だけを記載しておく。ネコ博物館以外は歩いて観光も可能。Fort Margheritaは、対岸から船で渡るのが楽でよい。

 

 

まとめ

猫の街 クチン観光

クチン出身の友人から、「クチンは何も無い」とよく聞いていましたが、結構見るものはありましたね。いろいろ紹介しましたが、

  • Kuching Waterfront ウォーターフロント
  • Kuching Cat Museum ネコ博物館
  • Semenggoh Nature Reserve セメンゴ ワイルドライフ リハビリテーション センター

の3つは特にお勧めです。

60万人くらいの人口もありますし、最近は、郊外に大きくてきれいなショッピングモールも増えましたので、住むのも悪くないのでは?とも思います。

マレーシアは、クアラルンプールやペナンもよいですが、クチンもお勧めですよ。

 

ではでは。

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