インドネシアのパダンで、世界一美味しい料理「ルンダン」を食べてきた!

 

ルンダンと言う料理を聞いたことがあるでしょうか?

牛肉をココナッツミルク・レモングラス・にんにく・ターメリックやチリなどと共にゆっくりと数時間煮込んで作る料理で、CNNにて世界一美味しい料理とされているようです。

World’s 50 best foods

インドネシアの西スマトラ州のパダン発祥の料理です。

すでにインドネシア全体に広がっていますし、隣国のマレーシアなどでも食べることができます。パダンのミナンカバウ文化を代表する料理で、レストランでも食べることができますし、セレモニーなどでもよく提供されます。

料理の専門家はルンダンをカレーとみなすことが多いようですが、通常のカレーよりも水分が少ないために、インドネシアではカレーとは考えられてはいないようです。

 

今回パダンに観光に行ってきたので、その際に、いくつかのレストランでその世界一美味しい料理、ルンダンを食べてきました。

 




 

パダン市内のおすすめのレストラン

僕がパダンを訪れた時は、ラマダン中でした。

首都ジャカルタなどでは様々な人種や宗教、もしくは外国人が多いため、断食中のラマダンでも開いているレストランが無いとか困ることはあまり無いでしょうが、パダンのようなインドネシアの地方都市にラマダン中に行けば、お昼はレストランがほとんど開いていないのは容易に想像できました。

なので、仏教徒の僕でも、半強制的に断食に参加させられるはめになりますねww

みんなが食べずに我慢している時に、自分だけ食べるのもなんとなく悪い気もしますし。

とはいえ、現代人はカロリーの取り過ぎでもあると思いますので、たまの断食は体の調子を取り戻す良い経験でもあるような気もします。

まあ、インドネシア人は人によっては断食中でもこっそり食べてしまう人もいたりするんですけどね。。。

 

今回はラマダン中の為、レストランの写真は基本的に夜の写真だけです。また。ルンダンは煮込みに数時間かかるからなのか、パダンの名物といえども全てのレストランが提供しているわけでもなく、意外と探さないと見つからないものでもありました。

そういう意味でも、レストランの名前と場所を記載しておくのは今後訪れる方にとっていい情報になるかもしれません。

基本的に全てのレストランが、市内中心部周辺になります。

 

RM Pondok Indah Jaya

 

RM Pondok Indah Jayaの場所はこちらになります。レストランが密集している人が多いエリアにあります。


Nasi Rendung 20000Rp。ナシとはインドネシア語でご飯の事です。このお店では自分の欲しい料理だけを取って、食べた分だけを清算する仕組みです。パダン料理はそのような仕組みが多いです。今回はルンダンだけが目当てでしたので、あえて米とルンダンだけで食べる。清算すると20000Rpでした。約152円です。

いや、しかしルンダンは相当美味しいですね。相当牛肉を煮込んでいますので、日本の煮込み料理にも近いと思うのですが、なんなんでしょうこの味の深さは。

少し辛い味がします。そして若干オイリーです。

確かに料理としてカレー味に近いです。しかしカレーよりも、遥かにドロッとしています。

この茶色いルンダン全てが牛肉ではなく、ソースが多く、この中に角切りされたような牛肉がいくつか入っています。

その牛肉、すごく柔らかいですね。

もう、まさに美味でした。

私はマレーシアに住んでいますが、マレーシアでも当然ルンダンを食べることができます。

ですが、今まであまりルンダンをマレーシアで食べたことが無かったですね。これは不覚です。これからはもっとルンダンを食べようと思います。

 

 

 

Nasi Padang Adinda

場所は先ほどの RM Pondok Indah Jaya のすぐ近くです。このエリアは夜でも人が多く、小規模なナイトマーケットみたいな感じですので楽しめることができます。とはいえパダンは地方都市ですので、夜の10時になるとレストランは大体閉まります。

 

Nasi Padang 17000Rp こちらはナシパダンと言う料理です。

ナシパダンとは、ご飯が最初に出されて、その後すでに調理された様々な料理から好きなものを選んで食べるインドネシア料理。パダンのスタイルでは、白米・辛目のソース(サンバル)・野菜・魚などが定番。今回の料理は、ルンダンだけは僕が選んで、それ以外はレストランのおばちゃんが勝手に選んでくれた。

やはり変わらずに美味しいですね。

実に素晴らしい。

こんなにうまい料理にめぐり合えて、実に良かったと感動。

 

 

 

Grand Inna Padang Hotel Restaurant

 

最後はホテルのレストランでのルンダンです。価格はローカルレストランの3倍くらいしますね。エアコンも効いて、きれいなホテル内で食べることができます。イメージ的には良いのですが、上記の2つのローカルレストランと比べると、最も満足度が低い結果になりました。

 

ホテルとしては、4つ星ホテルですが、内容としては3つ星ホテルだったかなあと言う印象。パダンでは、アゴダ評価では最も評価が高いホテルでしたが。ホテルにコンベンションセンターが併設されていますので、格式は高いのだと思います。


Nasi Rendung 65000Rp。65000Rpですので、ローカルレストランの3倍の料金がします。が、真ん中のルンダンの小ささに驚き。味は普通と変わらず。非常にがっかりしましたね。。。

 

まとめ

最近は東南アジアに居住する日本人が増えているとは思います。東南アジアには美味しい料理もたくさんありますが、ルンダンを忘れている人は多いのではないでしょうか?

僕もそうでした。

中華系料理は日本人にはとっつきやすいですが、マレー系やインドネシア系のサンバルピリ辛は日本人には最初の見た目でのハードルが少し高いのかなとも思います。

僕はマレー系やインドネシア系、もしくはインド系の料理は好きで、ほぼ毎日食べてるかなと思うのですが、それでもルンダンのことは忘れていました。

 

カレーとは少し違う、でも確かにカレーの味に近い、じっくり数時間煮込まれた極限まで柔らかい牛肉……、まさに絶対に食べる料理の一つでしょう。

スマトラ島のパダンでなくても、インドネシア全域で食べることができるとも思います。

ぜひとも、世界一美味しい料理ルンダンを食べてみましょう。

 

ではでは。



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