ミャンマー(ヤンゴン)は日本人の移住地として向いているのか?否か?超個人的所感(;^ω^)
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レストラン内に貼ってあったもの。ミャンマーの人が好きな、ちょっと誇りに思っているらしいオバマとスーチー氏の写真
さて、ミャンマーの旅行から帰って2週間たちましたが、思い出しながらまとめてみたいと思います(*´∀`)
初めて訪れたミャンマー、今回は2週間の旅でした。
ヤンゴン - インレー湖 - マンダレー - バガーン、そしてヤンゴン。
道中、何度か日本人の人にも会いましたが、世界一周中です!とか、長い旅をしています!とかの人ではなく、一週間もないくらいの普通の旅行の人でした。
そう比べると、2週間の旅行というのは長かったように思いまつな
その分余裕を持って様々なものを見ることができました。
いや、時間があるだけいろんなものを見たいと思うので、ずいぶん忙しかったですが。
ミャンマーといえば何を思い浮かべるでしょうか?
特定の企業名などを思い浮かべる人はいないと思いますが、やはりミャンマーといえば、アウンサン・スーチーがトップブランドなのだと思います。ってか2013年のカレンダーを未だに貼っているくらいですので、よっぽど気に入ってるんだろうな……(´・д`・;)
最初に言ってしまうと、個人的に、ミャンマーに滞在してきて感じたことは、今まで滞在した国とはずいぶん違う、奇妙な国だと思ったことだすな
調べてみると2015年の一人当たりのGDPが1200ドルとあるので、年間平均収入が12万円程度です。
割り算すると、毎月1万円。
とはいえ、経済も伸びていますし格差もあります。
ミャンマーに住んでいる人から聞くと、全国平均では現在は月収15000円くらいじゃないかと。
ただし、都心も田舎も山岳地帯も全て含めての賃金なので、ヤンゴンは2倍の月収30000円であって、山の中に住んでる人なら月5000円にも満たないかもしれません。
また、商業都市ヤンゴンと第二の都市マンダレーでは、マンダレーのほうがお金持ちが多いようです。
どうも中国マネーがマンダレーの不動産投資に入っているようです。(マンダレーは中国系ミャンマー人も多く、翡翠市場としてもなにかと中国と縁があるのでしょう。外国人はミャンマーでは土地は購入できないのですが、中国人富豪が、中国系ミャンマー人を通じて金を出しているようです…。ちなみにマンダレーの人は、マンダレーは優しい人も多いけど、ヤンゴンは汚いし嫌いだねと…。どこの国も首都の人に対する嫌悪感が合ったりするようです。大阪と東京みたいなもんですな……)
とはいえ、正直いうと、意外と給与があるなと思いました。
とはいえ、現状、まだ所得が低いのは間違いないです。
まず2週間滞在して思うことは、その所得の低さからは考えられないほどの治安の良さですな。
場所にもよるので一概には言えませんが、ヤンゴンのダウンタウン周辺であれば、夜中一人で歩いてもさほど気になりませんね。
悪い雰囲気がありません。
夜に一人で歩く外国人など、はっきり言って狙い目だと思うのですが、そういう目線もありません。
まるで無関心です。
ですが、その治安の良さとは正反対に、
- 礼儀正しくない
- 親切心の無さ
- 自国同胞の違う人種への強烈な差別意識
- 数年前まで軍事独裁政権だった頃の空気
なのがミャンマー人の特徴かと思いました。
(もちろん全員ではないですな。すごく良い人も沢山いました(ノ∀゚*))
そりゃ基本、外国人旅行者が自国に旅行しに来たらみんな当然優しいですお。
だって金を落としていくお客さんですから。
だから基本どんな国でも、外国人には優しい。
でも、良い人はいますが、全体的には、無教育で社会性もあまり高くないと感じました。
人を呼ぶときに思いっきり指で指しますしねぇ。
コンビニで順番を待たないレベルもマレーシアの非じゃない。
マレーシアのほうが遥かに秩序がある。
バスの添乗員のサイドビジネス量も、過去例が無いくらい酷い。
全体的に、視野が狭い、自分の周り20mのことしか興味がない気がしますね
あと思ったことは、ミャンマーという国の中には、人種、部族などさまざまですが、同じ国の中では、他の民族に対して、すごい差別意識が強いと感じました。
僕が出会ったミャンマー人と話をしていたときに、
ミャンマー人『ミャンマーって首長族もいるよ。』
俺『首長族ってミャンマー人なの?』
ミャンマー人『いや、違う』
俺『あぁ、タイ人とか?』
ミャンマー人『いや、カヤ州の…』
俺『それミャンマー人だろ(何言ってんだこいつ……)』
カヤ州というのはミャンマー国内の別の州のことですな。
彼はビルマ人種?なのでしょうが、カヤ州は人種は違うのです。
同じ国内に住む自分と違う人種の同胞への人種差別が半端ないんですな。
ヤンゴンにはムスリムも住んでいますが、多数派の仏教徒から、少数派のムスリムに対する厳しいものもあるようです。
差別は行き過ぎると、虐殺に変わるんだと思いますね。
ミャンマーでは差別から、国内西部のラカイン州などでロヒンギャ虐殺が行われていますしねぇ。
世界的にも大問題になっていますし、マレーシアは国としてロヒンギャに援助しています。
ミャンマー国とミャンマー人は、割と露骨に援助とか余計なことをするなと嫌がっている気がします。
でも日本も人種差別とか言う分野では、かなりぶっとんだ位置にいますからねぇ。
日本の皆さんそのことに気づいてますか?
首都のど真ん中で、『朝鮮人を殺せ!支那人を殺せ!』などと集団デモを行い、警察がそのデモ隊が安全にデモを行えるように守る国なんて世界のどこを探してもないと思いますよ
僕は個人的には、このミャンマーの国には外国人差別もあると感じたのですが、それは、普段から国内の他の民族のことを差別しているから、人を差別することに慣れているのではないかと思いましたね。
まあちょっと話が脱線しましたぬ(´∀`;)
さて、ミャンマーは日本人の移住先になりえるか?ということで感じたことを書いてみたいです
本題に戻って、ミャンマーは、日本人の移住や居住としてはどうなのか?
あくまで個人的な意見ですし、人によってはここは最高だぜ!!と合う人もいると思います。
が、個人的所感としては、一般的には難しいし、もっとベターな国はあると判断しましたぬ((( ゚д゚ ;)))
理由としては、
- 不動産価格が高い(コンドミニアムの賃貸料は少なくともマレーシアの2倍)
- 地域に根付いて生活するにはミャンマー語を覚える必要がある(英語ははっきりいって通じない)
- 日本人向けの仕事の給与が安い(日系企業は意図的に給与を押さえ込んでいる感がある)
- ローカルには認められるが、外国人には認められない権利が多い
- 他のアジア各国にはない軍事独裁政権の一面が未だにある
- 街を走っている車の大半は日本の中古車であり、東日本大震災後の汚染車が大流通している可能性がある
- 未だに国内の2ヶ所で紛争が続いており、ISが入り込んでくる可能性もないとはいえない
まずなんといってもコンドミニアムの賃料が高いです。
少なくともマレーシアの2倍はしてますな。
この写真は米ドルですお。
毎月2000米ドル近い物件なんて、クアラルンプールにはあまり無いと思います。
まあ物件や場所にも当然よりますし、ローカル向けの物件もあるでしょうから、もっと安い物件もあるでしょう。。
ただし、家賃は高いですが、それ以外の食事やスーパーマーケットの価格は全部安いと思います
食費やその他の生活に関わる物価は、マレーシアよりも安い。
500mlのペットボトルなら、50円以下くらいだったかな。
家賃だけが異常に高いんですな。
土地が高いらしい。
第二都市のマンダレーの土地は、今やニューヨークよりも高いんだ!とミャンマー人が言ってました。
でもその家賃の高さに反して、日本人向けの仕事の給与は安いと思いましたね。
まあ別に日本人向けの仕事じゃなくてもいいんですが、特にミャンマーの求職サイトなどは見てないので、身近にあった日本人向けフリーペーパーで見てただけです。
毎月、だいたいどれも1500米ドルから2000米ドルくらいでしたな。
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こんな優秀な人材がなぜ月に1500米ドルなのか…。家賃を考えたら生活していけないような事がすぐに分かりそうな気がするオファーをなぜ最初から出すのかが疑問。ってかボランティアってなんだよ?
ですので、現地で仕事を始めても、家賃が高くて、お金がたまらなくて、結局帰国する日本人が多いようです
厳しいですな。
もちろん、語学もあってITスキルもあるぜって言う人には、また別の高給なお仕事もあるかもしれません。
ただ、そういう人は、ヨーロッパでもアメリカでもどこでも住めるので……(-∀-`;)
権利に関してですが…
実際に住んでみないと分からないことは多々あると思いますが、ミャンマーでは銀行預金の金利が8%程度のようです。
アジアでも結構高いほうですね。
しかし、この預金金利は外国人には適用されないようです。。。( Д ) ゚ ゚
ローカルは預金に8%程度の金利がつきますが、この国では外国人はいくら預金しても金利はゼロのようです。
驚きですな( ゚д゚ )
意味が分かりません。
いや、多少のローカル優先金利があるのはどこの国も当然だと思いますよ。
ただこれは政策ではないです。
差別と感じましたね
あと、これは僕の間違いかもしれませんが、町のルールとして、何か正当性を説明できないような、誰かが勝手に理由無く決めたようなルールがところどころにあるなと感じました。
詳しく書くと難しいのですが、根拠無く『外国人は○○をしてはいけない』とかの決まりがあるのです。
でも、全く同じ事を目の前でローカルが行っているのです。
『へい、ちょっと待てコラ。お前目の前見てみろ。ミャンマー人が同じことをやってるじゃないか?なぜ外国人は駄目なんだ?駄目な理由を俺にわかりやすく英語で説明しろコラ。』
なんどもこれで揉めましたヽ(`ェ´)ノ
こういう理不尽な経験は過去にしたことが無かったですぬ。
当然日本人だけじゃなく、欧米人も止められてましたが。
街を歩く警察も妙にえらそうだ。
電車内では農民からみかじめ料みたいなものをもらってた様な気もするし、高速バスで移動中に、金を払ったのか払ってないか分からない軍服を着てサングラスをかけたえらそうな奴が、バスの一番前の席に最初から座り、どっかで降りていった。
お目付け役か何かでしょうか?
最後の汚染車の流通の件ですが、なんと今ミャンマーは、2011年以降の日本の中古車の受け入れ先の世界No.1のようです。
日本の中古車から凄い量の放射線量が検出され、ロシアが輸入を拒否したとかのニュースがありましたが、そういうこともあってか、現在日本の中古車の受け入れ先は、ミャンマーとニュージーランドなどがトップであるようです。
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なぜか赤帽……(;´・ω・)
ミャンマーの道路にはほぼ日本車しか走っていません。99%は日本車です。圧倒的なシェアです。
ですが、それはほぼ全て日本で使われていた中古車です。
僕はこれをリスクだと判断しましたぬ。
ミャンマーとか輸入時に車の放射線量検査とかしないと思いますよ。
ほぼ絶対に。
仮にするように法律で決められても、金渡せば大丈夫……とかそんな話は多分余裕であるでしょ?(´-ε-`;)
ミャンマーに来て思ったことは、タイやマレーシアは、全然普通の国だったんだなということに気づいたことです。
インドネシア(ジャカルタ)ですら、普通の国です。
インドネシアのジャカルタのほうが、ヤンゴンよりも遥かに治安が悪いが、なんとなくこういう、外国人に対して異常なほど理不尽かつ妙な圧制を感じることはないと思う∑(゚д゚;)
でも僕は、そういうミャンマーの、未だ軍事政権の香り、軍服か警察服を着たような人が意味もなく偉そうにしているこの町に、共謀罪後の将来の日本の姿を少し見たような気がしたのです。
アウンサン・スーチーが政権トップに立った後も、未だに軍の力はミャンマーを覆っているようです……
ミャンマーは軍政にさよならを言おうとしているのかもしれないが、日本はダサくて貧乏な軍事独裁国家にこんにちはを言おうとしている。
そういうところに、今回の旅の妙な巡り会わせを自分自身で少し感じたものです。
まあ、また話が脱線しましたぬ。
別のこととして、最近思うことは、
もしかしたら、僕がミャンマーに来て手にした最も大きなものは
タイやマレーシアがいかに普通の国かどうかを自分自身が実感したこと
だったかもしれない。
とはいえ、ミャンマーは日本人にとって住みやすいかどうか?の今回のブログは以上です。
いろいろ書きましたが、ヤンゴンの最大のパゴダ、シュエダゴンパゴダで祈りをささげる穏やかで和やかな雰囲気の普通のミャンマー庶民を見ていると、朗らかな気分になったりするもんですぬ(・∀・)
みんな仲良さそうでしたお。
ただし結論としては、やっぱりタイやマレーシアは日本人には向いてると思いますお(*´∀`)
ではでは(´∀`)ノシ