ペナンで出会った2人のおばちゃんと、ふと気づいたこと
コムタ近くのコイテオスープ屋Kim Leeの前で、オタオタとクエラピスを売っていたおばちゃん。
いきなり『あんた日本人?どこから来たの?神奈川?大阪?』と聞いてくるので、なんで東京じゃなくて神奈川なんだww と思ったが、なんと日本に住んでいたというので、どこに住んでいたの?と聞くと、『広島だ』と。
あれま、珍しい。
何でも、日本人と結婚して広島に住んでいたが、旦那さんが亡くなられて、言葉もあまりわからないため、マレーシアへ帰ってきたと。
広島のどこに住んでいたのか?と日本語で聞いたが、通じていなかったようだ。
英語で聞いておけばよかった。
写真を撮れというので、撮っておいた(^_^;)
ペナン2日目は、自転車を使って食べ歩きしながら、ペナン北部をぶらぶら回ってたんですな。
ジョージタウンからガーニードライブ、それからタイ・ミャンマー寺を通って、スンガイピナンフードコート、五条路、コムタと。
その時に、ガーニードライブ近くのSpade’s burgerのあたりで、盲目の白杖を持ったお爺さんに、声をかけられたんですな。
なんでも、道に迷ってしまった。Jettyに戻ってフェリーに乗ってバターワースという対岸に戻りたいと…。
その為、バスに乗りたいんだが、どこにバス停があるか分からない。どこにあるか?
と言われました。
ペナンに1日や2日だけの旅行者の僕にはいろんな意味で荷が重い難題ですな。
ペナンの交通システムとか分かんないし(^_^;)
まぁ僕は、マレーシアのバスの乗り降りのシステムは知ってる事と、目の前の道路はjettyに繋がる大きい道路なので、このあたりのバスに乗れば、方向が逆でない限り、Jettyには行くだろうという事はなんとなく分かる。
で、確かに100m離れたくらいのところに、バス停はあるんですな。
しかし、僕は盲目の人を手助けする知識がないんですな。
白い杖は触ったら駄目だったと思うし。
まあ手を引っ張ってバス停に連れてってもいいのですが、そういうことをしてもよいのか?また本当にそのバス停でちゃんと目的地に着くのか?という事もはっきり分からないのですな。
ちょっち待ってよお爺さん、俺ジャパニーズだし、あんまり分かんないぞ(;´∀`)
と、お爺さんに一言話してましたが、ってかよく考えたらこのお爺さんの年齢は、下手すると日本軍が侵略したあたりの年齢じゃまいか?と思いましたね。
思いっきり戦争してた世代だったりして…(;´∀`)
まぁそういうことはさておいておいて、『ふむう、さてどうしたものか』と思っていたら、近くにメルセデスが止まっていて、おばちゃんがでてきたので、『すいません〜、ちょっと力を貸してください〜』とお願いしたんですな。
オバチャンは内容を確認した後に、あっさりと、ああそれなら私の車で Jettyまで送るわと。
という事で、『どうもお願いします〜』ということで終わったのですが、なかなかメルセデスのオバチャンはカッコよかったですな。
確かに居住してて地理感があって、車もあればその手は使えます。
100歩譲って、その盲目の人が実は悪で…なんてことも絶対にないとは言えませんが、まぁ見た感じ、それはないでしょう(;´∀`)
ここで思ったのは、地理感とか車とかを抜きにして、僕は、色々ハンディを持っている人を手助けする正しい手順や方法を知らないと言うことですな。
確かに学校で習ったことはないし。
あと、弱い立場の人の目線から、順々に社会は作られるべきではないか?と感じました。
まぁ残念ながら、今の日本は強い者は何をしても良いんだ!弱いやつは自己責任だ!従属しろ!権利を棄てても義務は棄てるな!国家のために命を捧げろ!!という修羅の国になっていますが………(;´∀`)
せめて、小学校くらいのときに、様々なハンディを持つ人を手助けする方法や基礎知識くらいは学んでおきたかったなぁ…
と、
ふと、、クソ暑い南国でボロボロの自転車をこぎながら思ったのでした。