インドらしくない落ち着いた街 コーチ観光
インドのコーチに行ってきました。コーチは新しい名前なので、コチやコーチンのほうがまだよく聞く名前だと思います。コロナウイルスが世界的に流行しだした2020年2月に行ってきました。実をいうと、今回の旅行は、中国の成都や重慶に行く予定でした。ですが、コロナウイルスのニュースが始まってから、中国に行くのは危ないかもしれないかなと思いだして、もう一つの候補であったインドに行く計画に切り替えたのです。もう少しコロナウイルスのニュースが始まるのが遅ければ、私は中国行きの航空券を購入し、ホテルを予約していたでしょう。世界中にこういう人は多かったと思います。行き先が中国でなくても、東南アジア諸国に旅行に行く予定だったがコロナウイルスの心配をしているとか、すでにチケットを買ってしまっておりキャンセル料がかかるのか全額払い戻しされるのか?と、いろいろなケースがあったでしょう。私の場合は行き先がインドであり、インドではコロナウイルスは感染者がいなかったので、空港や飛行機の中とかは心配でしたが、行き先を心配する必要はあまりなかったです。コーチには2日間滞在しました。どちらかというと、チェンナイやバンガロール・ムンバイなどの大都市が目的であったため、コーチはそのついでに立ち寄ろうという感じの訪問でした。ボートの中に部屋があり、ボートの中で内陸部の水郷地帯を楽しむハウスボートが有名なのですが、時間がなかったのでそこはパスしました。コーチの見どころは、フォートコチというエリアに固まっているので、歩いて見て回るだけでも、短い滞在期間でもコーチ観光を楽しむことができます。
目次【本記事の内容】
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- 2.コーチ観光
- 2-1.Santa Cruz Cathedral Basilica Kochi サンタ・クルーズ・カテドラル・バシリカ・フォート
- 2-2.Princess Street
- 2-3.St. Francis CSI Church 聖フランシス教会
- 2-4.Fort Kochi Beach フォート・コチ・ビーチ
- 2-5.Chinese Fishing Nets チャイニーズフィッシングネット
- 2-6.Mattancherry Palace マッタンチェリ宮殿
- 2-7.Jew Town ユダヤ人街
- 2-8.Paradesi Synagogue パラデシ シナゴーグ
- 2-9.Kerala Kathakali Centre ケララ カタカリ センター
- 2-10.Kerala Folklore Museum ケーララ民俗シアター・ミュージアム
- 2-11.Marine Drive マリーン・ドライブ
- 2-12.Centre Square Mall
- 2-13.Lulu International Shopping Mall ルル モール
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- 3.まとめ
コーチ基本情報
場所・地図
南西インドのケララ州の港湾都市です。エルナクラムという大きな地区の中の海側の一部分がコーチという都市になります。
どんな街?概要
コーチは南西インドの大きな港がある街、かってはコーチンと呼ばれていた。今でも呼ばれていますけどね。インドは植民地時代の名前から現地語の名前に変えていますので、同じ都市でもいくつかの呼び名があるので分かりにくい点があります。コーチは、ケララ州のエルナクラムという地区の一部分に当たります。70万人近くが住む都市。14世紀には、スパイスの貿易拠点として非常に重要な場所であった。海岸線の中ほどに位置するため、アラビア海の女王と呼ばれていたらしい。1503年にポルトガルに征服されてからは、インドで初めてのヨーロッパによる植民地になった。ポルトガルが、メインの拠点をコーチからゴアに移動したため、コーチはオランダとイギリスが支配するようになった。コーチは非常に人気の高い観光地であるが、中東からの医療ツーリズムも最近は多いようだ。コーチは医療レベルも高く、アーユルヴェーダの発祥の地と言われているようで、中東からのお金持ちが長期滞在していることも多く、それに伴ってアラビア語が話せるインド人も増えている様子。フォートコチ地区に関しては、よくあるインドの街とは違い、ゴミゴミしてなく、落ち着いた街で、整然としている。住みやすさもあり、ヨガの勉強が目当てで長期間滞在する外国人も多い。
コーチ観光
マレーシアのクアラルンプールから約4時間のフライト。ようやくインドに到着しました。時期としては、2020年2月のコロナウイルスが流行っている時でした。私はマレーシア在住の日本人なのですが、日本はコロナウイルスに関しては要注意国でしたので、入国がスムーズにいくことを願っていました。事前にe-Visaは取得していました。入国の際には、中国から来た人間は入念なメディカルチェックを受けるようになっていました。私は日本人でしたが、私も体温チェックを行いました。問題はなかったので、そのまま入国。しかしコロナウイルスの影響から、この旅が簡単に行くものかどうかが不穏な空気が少しありました。(実際にインドは3月には全ての外国人の入国を拒否するようになりましたので、今思えば、『とても良い時期に旅行ができたんだなぁ。とても幸運だった』と思います。
マレーシアのクアラルンプール国際空港。コロナウィルスの影響ですが、こんなに人が少ない空港は初めて見ました。大変驚きました。エアアジアでマレーシアからインドへ向かいます。
機内から空港へ入りました。インドの入国へ向かいます。
入国後の空港。スマートフォンが充電できるように充電コーナーがあります。
入国後に免税コーナーがありました。
空港ロビー。実は飛行機の時間は夜でしたので、飛行機はコーチの夜中12時近くに着くことになっていました。なので、ホテルを予約せずに、コーチの空港のロビーで仮眠する予定にしていました。ホテルを予約すると、早朝のバスが来るまでの間に少し寝るだけのために1泊の料金を払うのがもったいないかなと思っていました。下記の写真の通り、空港のロビーはきれいで安全です。
充電用のケーブルもあります。
とはいえ、多くの利用客が、ロビーに滞在せずにそのまま空港の外に出てしまうため、たった一人で広いロビーにいるというのも少し寂しいかもしれません。ただ、ロビーはきれいで、ガラス張りの作りになっていて、外から誰もが見えるようになっているため、基本的には安全だと思います。また、インドの空港の場合は、一度空港の外に出てしまうと、もう空港の中には戻れません。空港によっては、警官に100Rpを払うと入れる……などのシステムになっているようです。
コーチの国際空港は、世界で初めて管内で使用する全ての電力を太陽光発電で賄うようになっている空港のようです。
コーチ国際空港。
空港の外に出ると、すぐにこちらの24時間レストランがあります。
24時間料理を作っていて、いつでもお客さんがたくさんいるというわけではなかったのですが、簡単なドリンクやお菓子はいつでも食べることができます。座るだけなので寝ることは難しいですが、治安は問題ないので、このお店内で待機するのも良いでしょう。
私はこのような場所で2,3時間寝ていました。人も多く、治安に気を付ける必要は特になかったと思いますが、寝る際にはカバンなどには注意しましょう。ですが、驚くことに、カバンを通路に投げたまま寝ている人も結構多かったんですよね。現地インド人だけではなく、欧米人観光客もそういった感じでした。これには驚きましたね。
空港には入れませんが、空港の外からアクセスできるトイレが国際線ターミナル側にありますので、夜中の緊急の場合も大丈夫です。
国内線ターミナルの向かいの方にも簡単な軽食コーナーがありました。先ほどのレストランよりも、こちらのほうが多彩なメニューでお勧めでしたね。
ここが、コーチ市内に向かうバス停です。国内線ターミナルの近くにあります。場所が分かりにくいので、スタッフの方に聞いて確認するほうが良いでしょう。
時刻表はこのように、モニターに映し出されるようになっています。ほとんどの観光客がフォートコチに向かうと思います。フォートコチ行きの早朝バスは6時くらいからだったと思います。エルナクラムという政治経済の中心地までのバスや、フォートコチ行きなど様々ですが、基本的にフォートコチが一番空港から遠い場所だと思うので、行き先の最後がFort Cochinになっているバスを選ぶのが良いと思います。
空港で寝るという厳しい状況を終え、ようやくバスが出発です。ローカルの方の利用も結構多いですね。
空港の敷地をでると、巨大な太陽光発電の敷地がありました。太陽光発電だけで、巨大な空港ビルの電力が賄えるというのもすごいですね。
バスは片道Rs88です。早朝なので特に渋滞はありませんが、距離があるので1時間30分以上かかります。
降りたい場所が近くに来たら、添乗員に伝えます。最寄りのバス停でおろしてくれます。
さて、まずは宿にチェックインします。Michaela Homestay, Fort Kochiに泊まりました。一般の住宅を民泊として部屋貸ししているような感じです。価格は安いですが、きれいな部屋で、ホットシャワーも問題ありませんでした。コーチにやってくる観光客は欧米人が多く、この宿に泊まる方はフランス人が多いようです。しかし、ちょうど最近はフランス人のお客様が減ってきていたとのこと。なぜかと聞くと、インドとフランスの政策がかみ合わない点があり、そのことでフランス人が来なくなっていたとのこと。政治と観光もいろいろありますね。
さて、コーチを散策しましょう。道路に絵が描いてあります。コーチは自由な空気を感じます。
フォートコチは気軽に街歩きができる範囲に観光スポットが広がっています。近くに大きな教会がありましたので立ち寄ってみました。
Santa Cruz Cathedral Basilica Kochi サンタ・クルーズ・カテドラル・バシリカ・フォート
1558年にポルトガルによって建てられた。のちにオランダが侵略した際には多くの建物が壊されたが、この教会は破壊されなかった様子。のちにイギリスが統治後に新しく立て直され、ヨハネパウロ二世が聖堂に昇格させた。ケララ州でも歴史的価値の高い場所です。
青い空と白い聖堂のコントラストが美しい。2月は乾季の時期なので、16日間の南インド滞在中、雨が降ったことは一度もなかった気がします。
このフォートコチ内は昔のオランダ統治時代の美しい建物が多くあります。街を歩いて散策するのも良いですが、自転車で散策している人も多かったですね。
Princess Street
ヨーロッパ植民地時代の家が多く立ち並んでいるプリンセスストリート。宝石や服、手工芸品などのお土産を販売するお店が多いです。
散策するだけでも落ち着ける通りです。一日中観光客が多いです。
インドは最初ポルトガルに発見され、その後オランダからイギリスの統治を受けます。様々な国の街風景が混ざり合っています。ヨーロッパの影響から、キリスト教徒も多いです。先ほどの Santa Cruz Cathedral Basilica Kochi教会のほかにもう一つ見るべき教会があります。
St. Francis CSI Church 聖フランシス教会
1503年に建てられたインドでも最も古いヨーロッパ型教会になる。有名なポルトガルの航海者ヴァスコ・ダ・ガマは、1524年にこのコーチで亡くなった。この聖フランシスコ教会で葬儀が行われた。遺体はこの教会に埋められたが、14年後にポルトガルのリスボンに移送された。ちなみに、ヴァスコ・ダ・ガマは、ヨーロッパからアフリカ南側を経てインドを発見した初めての人間である。この聖フランシスコ教会の中に、ヴァスコ・ダ・ガマの墓石がある
インドの国の重要文化財に指定されています。
教会の周辺には大きなグラウンドがあり、多くの現地ローカルが走り回っていました。不思議なことに、クリケットではなくサッカーでした。インドでサッカーをしている人たちを見ることになるとは思いませんでした。
さて、海辺に来ました。アラビア海が見えます。
Fort Kochi Beach フォート・コチ・ビーチ
特に特筆すべきことはないようですが、ローカルのビーチのため人が多いです。波は荒いのですが、みんな泳いでいます。海の色は泥のようですが、みんな楽しそうです。
底流の流れが強いので泳ぐな!と記載されていますが、みんな泳いでますね。
海岸沿いの遊歩道。
フォート・コチ・ビーチ周辺には、コーチのランドマークともいえるチャイニーズフィッシングネットがあります。これを見なければ、コーチに来た意味がありません。
Chinese Fishing Nets チャイニーズフィッシングネット
チャイニーズフィッシングネットは、上がり下がりする魚を取るためのネットである。ネットは陸に固定される。20mを超える幅のネットが、10m程度の上下動作を繰り返す。ネットを海に沈め、数分停止後、ネットを揚げて魚を捕獲する。取られた魚は、すぐにその場で海岸沿いを歩くお客さんに売りに出される。捕獲後にすぐにエンドユーザーに渡るのは珍しいのではと思う。動作はロープの逆側につけた大きな石で操作する。石は重いため、一人では操作できない。5人程度のチームで行う。14世紀くらいに南中国・インドシナ地方から伝わった方法である。このチャイニーズフィッシングネットは、コーチでは最も人気の観光地である。大きさと雄大なシステム、海辺に映える写真がとても美しいことで知られる。
では、フォートコチ地区の東側のエリアまで行きます。いくつか有名な観光地が固まっており、人々が集まる場所があります。
Mattancherry Palace マッタンチェリ宮殿
オランダの宮殿として一般に知られているが、実はポルトガルの宮殿。ポルトガル人からコーチの王様へのプレゼントとして建てられたもの。その後、オランダ人が宮殿の拡張を行ったため、一般にオランダ宮殿と呼ばれるようになった。宮殿の壁には、ヒンドゥー教の宗教芸術を描いたいくつかのインド最高峰の壁画が飾られています。あまり大きくはないです。写真撮影は禁止です。
マッタンチェリ宮殿付近はユダヤ人街という観光地があります。
Jew Town ユダヤ人街
かつて繁栄したコーチのユダヤ人コミュニティの中心地。ユダヤ人街と呼ばれていて、すぐ近くには、1568年に建てられたパラデシシナゴーグがあります。ユダヤ人街には、骨董品や彫刻、ケララ州のお土産ショップが並んでいる。 当初こちらにいたユダヤ人住民のほとんどはすでにイスラエルに移住しているようです。
ユダヤ教徒の墓地もあります。
Paradesi Synagogue パラデシ シナゴーグ
シナゴーグとはユダヤ教の教会のことです。日本人にはなじみが薄いですが、アジアの都市にはユダヤ人が過去に移住してきていた場所も多く、シナゴーグが点在していることも多いです。シナゴーグとは、元々は聖書の朗読などを行う地域の集会所であったが、現在では祈りの場であると同時に、各地に離散したユダヤ人の礼拝や結婚・教育の場となり、また文化行事などを行うコミュニティーの中心地となっている。このパラデシシナゴーグは、イギリス連邦最古の現在も利用されているシナゴーグ。インドで最初のシナゴーグは、ユダヤ人がコーチなどの南インド地域で商店の役割を果たしていたようです。マッタンチェリ宮殿とパラデシシナゴーグは共通の壁を共有しています。
写真禁止と記載がありますが、欧米人はみんな写真を撮っていました。よく、『アジア人は秩序を守れない』などと言われることが多いと思いますが、欧米人の人も基本的には変わらないと思うかな。。。
入場料はRs10でした。支払うときに、Rs2000札などの大きなお金しかなく、ちょうど細かいお金がなかったです。コインが合計で8Rpくらいでしたがので、『手持ちのマレーシアのお金で同価値のものを払うから入れないか?』と聞いたところ、OKがでました。ありがとうございました。余談になりますが、インドのお札は、Rs10札・Rs50札・Rs200札・Rs500札・Rs2000札になります。2016年にインド政府がブラックマネーの撲滅などを名目に、突然Rs1000札などの高額紙幣の停止を発表したため、間のRs1000札がありません。手持ちにちょうど良いお札がない場合は、仕方なく安いものを買う場合にも、Rs2000札を出す場合がありますが、おつりが面倒なのでインド人店員は受け取りません。ものすごく不便でしたね。駅などの公共交通機関でもおつりが面倒だからチケットは売らないとか言い出します。現地に住んでいれば、電子マネーなど使えるでしょうが、観光客にとっては不便極まりないものでしたね。
おなかも減りましたので、現地で人気のレストランに行きました。Kayees Rahmathulla Cafeというところです。本当に大人気なので、開店と同時に店内は大混雑です。テーブルを知らない人とシェアして何とか座れるような感じになります。
場所はこちら。
人が集まるところだからでしょうか?お金を恵んでほしいというお婆さんがお店の入り口の前に並びます。
MUTTON BIRIYANI 価格はRs180. かなりの量があります。もしここに来られる際は、友達とシェアするような形が良いでしょう。
さて、インドは暑いです。涼しい場所で水分を取りたいですよね。コーチはたくさんのカフェがあると思いますが、よかったカフェを一つ紹介します。
Loving Earth Yoga Cafe
場所はこのあたりになります。
インドにしてはかなり高めの価格です。外国人観光客向けですのでしょうがないかな。
店内には、ヨガマットを持ち歩いている方が多かったです。ヨガをするためにインドに来る人は、やはりすごく多いですね。
Kerala Kathakali Centre ケララ カタカリ センター
ヨガや瞑想、カタカリダンスパフォーマンスなど様々なことを行っているセンター。フォートコチ中心部にあり、訪れやすい。毎日多くの外国人観光客が訪れる。カタカリダンスのパフォーマンスを行うところはここ以外にもいろいろな場所があるようなので、それぞれ特徴がありそうだが、観光客としてちょっと見てみたいということならここがお勧めだと思う。金額はRs300くらいだったと思う。このセンターでチケットを買うこともできるし、近くの宿でも予約できるはず。前述のMichaela Homestayのオーナーからこちらのチケットを購入した。事前にこのセンターで値段を聞いていたのだが、宿で買ってもセンターで買っても同じ値段でした。
カタカリダンスは、パフォーマンス中の掛け声はありますが、セリフは一切なかったので、外国人でもわかります。ストーリーに沿った最初の説明だけは英語で行われます。指の動きや顔の表情が非常に細かく、特に目の動きはぎょろっと動きますので注目です。相当なトレーニングを行わないと、あの動作はできないと思いました。ストーリーにもよると思いますが、男性が化粧をして女性の役を行います。ストーリーはある程度のパターンで変更するのだと思いますが、僕の時は、男女の愛の物語であり怒った父親が・・・というストーリーでした。パフォーマンス前の化粧も注目です。また演技中は、観客が自由に写真や動画撮影をしても良かったですが、Facebookなどへのアップロードは不可という形のようでした
カタカリダンスを楽しんだ後のコーチの夜。すっかり夜は暗くなっていました。パフォーマンスの後の夜の街歩き、悪くなかったです。フォートコーチはおしゃれな街並みでありますが、人口はそこまで多くはないので、夜は比較的静かです。ですが、観光客が多い場所であり、どこを歩いていも欧米人がいるため、治安の悪さは感じません、比較的コンパクトなエリアです。コーチを旅行するならば、やはりSanta Cruz Cathedral Basilica Kochi周辺に宿をとるほうが良いと思います。ではディナーの時間です。外国人観光客向けのおいしいレストランをお昼のうちに探していたので、そこへ寄ることにしました。
Sutra Restaurantというレストランです。場所はこちらになります
夜になるとこのような雰囲気になります。
このお店のお勧めだと思われるBurgeritoを注文しました。本当に美味しくて、あっという間に食べ終えてしまいました。
夜は、海岸沿いがナイトマーケットになるようですので、ローカルが集まります。
ただし、フォートコチ周辺はそんなに大きな町ではないので、そんなに賑やかなわけではないです
ですが、雰囲気の良いお洒落な雰囲気ですね。
本日はぐっすり就寝。。。
朝になりました。とりあえず朝日を見に行きたいと思い、海岸へ向かう。コーチは東側を向いているわけではないので、東から登る朝日を遠めに見ることしかできないのですが。
やはりインドの朝はこういう小さなお店でチャイを飲みたい。
甘たるいミルクと砂糖、そしてマサラの味が混ざった小さなティーは、いつでもインドの代表する飲み物。
本日はこの川の対岸側のErnakulam (エルナクラム)という場所へ向かいます。エルナクラムはケララ州の中心地です。ケララ州の役所や高等裁判所、証券取引所などが並び政治経済の中心地です。当然人口もフォートコチと比較しても遥かに多く活気があります。フォートコチは美しい場所だったのですが、穏やかさ以外には何もない場所でもあったので、個人的には退屈な感じもありました。
エルナクラムへは公共交通バスで向かいます。公共交通バスをお勧めする理由は、安いことと無駄な価格交渉をしなくてよいからです。あと、ローカルの生活が見れることも良いポイントです。エルナクラムはコーチの中心地ですので、ほとんどのバスはエルナクラムに立ち寄ると思われます。バスはそこら中に走っているので、通りの人に聞けば教えてくれるでしょう。
ただし、このバス、今でも忘れません。揺れがすごいのです。できれば前の席に座りましょう。一番後ろの席はもっともよく揺れる席です。バスにサスペンションがないかのような直接的な揺れに、腰の骨が折れるかと思いました。一番後ろに座るくらいなら、体のために、立つほうがいいでしょう。
フォートコチからエルナクラムまで、Rs5でした。多分タクシーやOlaならRs200くらいはするかな。
橋を渡って、エルナクラム側に入りました。
エルナクラムに入る前に、ちょっと寄りたいところがありました。
Kerala Folklore Museum ケーララ民俗シアター・ミュージアム
ケララ民俗博物館は2009年に建てられた比較的新しい博物館です。建物は3階建てですが、3つの異なるスタイルで作られているようです。博物館には、石や木や青銅の彫刻、宝飾品、絵画、楽器や民芸品などのかなり幅広い展示がされています。外国人観光客はRs200の入場料です。別途写真撮影代Rs100を支払うと、自由に撮影できるようになります。
確かに階ごとに作りが違って見えます。コーチの地方ごとの建築手法が利用されている。
では、博物館をじっくり鑑賞後はエルナクラムのエリアに戻ります。にぎやかになって、人が一気に増えます。まずはマリーン・ドライブという遊歩道に向かいます。
Marine Drive マリーン・ドライブ
現地ローカルの憩いの場。遊歩道は常に人々が歩いたり、坐って川を眺めたりしている。ドライブという名前はついているが、乗り物は入場禁止になっている。遊歩道だが、この周辺はショッピングモールも多く、ビジネス街でもある。1980年代までは、道路の建設が計画されていたが、1990年にインドで沿岸保護法が施工されたため、道路の建設ができなくなりました。そのため、遊歩道に落ち着いたという歴史があります。すぐ近くには、 Subhash Bose Parkという公園があります。この辺りはエルナクラムの中心部になります。
遊歩道は暑い日中でも人が多いです。
エルナクラムを街歩き。フォートコチのような落ち着いたおしゃれな雰囲気とはまた全然違うインドの街に戻ってきました。
エルナクラムのお勧めレストランを挙げておきましょう。Punjab Houseといいます。美味しいパラタを食べることができます。パラタとは、チャパティの生地を伸ばして、ギーという南アジアで食用に用いるバターオイルを塗り、折り畳むことを繰り返してギーを層状に練り込み、薄くのばして焼いたものです。なので、基本的に脂っこいです。 脂っこいが、とても美味しかったです。ギーは牛乳や水牛の乳や無塩バターなどを煮詰め、蛋白質を取り除き、純粋な乳脂肪となったものをいうらしい。
場所はこちらになります。
Centre Square Mall
エルナクラムの街を歩いていたら見つけました。I love Kochiです。このショッピングモールも比較的新しい感じです。きれいで落ち着けるので、歩き疲れたらよるのも良いでしょう。
空港に向かう途中の道に、ルルモールという巨大ショッピングモールがあります。エルナクラムから電車で簡単に行けます。
ルルモールに行く場合は、Edappallyという駅に向かいます。
Lulu International Shopping Mall ルル モール
では空港に向かいます。私はバスでコーチ国際空港まで行きましたが、ローカルバスを利用して空港まで向かったため、空港から10km離れた地点で降ろされてしまいました。できれば外国人観光客は、空港と市内を結んでいるバスを直接利用するほうが分かりやすいですのでお勧めです。
上記のバスは安いですが、空港まで行ってくれなかったです。下記の場所で降ろされました。
この場所は、空港までまだ10kmもありますので、とても歩ける距離ではありません。タクシーを利用するかどうか迷いましたが、空港へ向かうバスは必ずこの地点を通過しますので、空港行のバスが来るまで待っていました。バスが来たら手を挙げて乗り込むことで、なんとか空港へ到着しました。
コーチ国際空港の外から見る夕日。
実は空港の敷地外のすぐ近くには、いくつか安宿やレストランが固まっているエリアがありました。空港のロビーで寝なくても、少しだけ空港の敷地外に出れば快適に寝ることはできそうです。もしかしたらレストランは夜中もやっているかもしれません。
場所はこのあたりになります。
では、チェンナイに向かうために、国内線ターミナルに入ります。
出発ロビーには、カタカリダンスの展示があります。
待合室の椅子の品質が高かったです。クッションも良く効いている。
では次の都市 チェンナイに向かいます。コーチの皆さん、どうもありがとうございました。
まとめ
インドのコーチの観光についてまとめてみました。この記事のタイトルに、『インドらしくない落ち着いた街 コーチ観光』とありますが、落ち着いた街というのはフォートコチ地区のみですよ。エルナクラムはいつものインドです。まぁそのいつものインドも活気があって良いんですけどね。落ち着いたところが良いという人からすると、フォートコチ地区はお勧めなのですが、ショッピングモール一つもなかったのはちょっと退屈でしたね。でも、コーチの後に、チェンナイ・バンガロール・ムンバイの大都市を旅行してきたので、振り返ってみるとフォートコチ地区は美しいところだったなとも感じます。やはりおすすめの場所でしたね。
ではでは。