南スラウェシ州 マカッサル – トラジャ間のバス移動
さて、このページでは、マカッサルからトラジャ間のバス移動について記載します。現在はトラジャに小さな空港が一つあるようで、飛行機も運行されていますが、大多数の旅行者やローカルはバスを利用しています。
現在トラジャに大きな空港を建設中のようですが、開港はまだ先の話だと思われます。
バスのチケットを買うというのは本来難しくはありません。インドネシアで移動するバスチケットを買うならば、クレジットカード等を利用すれば外国人でも購入できます。
ですが、インドネシア、とりわけ首都ジャカルタではなくスラウェシの話になると、クレジットカード支払いに対応してなかったりと非常に難しくなります。
ちなみにどのように難しいかというと、下記のようにインドネシアの銀行への銀行振り込み払いにしか対応してなかったりするからです。
これは非居住者には非常に厳しいですね。
では、スラウェシ島のマカッサル – トラジャ間のバスチケットの買い方を記載します
easybookを使えば簡単にチケット購入ができる。だが選択肢は少ない
旅行でもスラウェシ島・マカッサル現地に長く滞在して、ゆっくりと現地のバス会社に行ってチケットを買うという場合は問題ないですが、ある程度旅行のプランがあって、事前にチケットを買っておきたいという場合もあるでしょう。
あっさり結論を書いてしまえば、そのような場合には下記で予約をするのが簡単です。
どんなバスなのかわかりませんが、クレジットカードでチケット購入もできます。すでに旅程が決まっている場合はこちらでチケットを買ってしまったほうが良いでしょう。
いろいろ調べた中では、スラウェシ島のバスチケットを予約できる唯一のサイトです。
しかし、せっかく乗るバスですので、どんなバスなのか?どんな席なのか?を自分で決めたいですよね。
おすすめのバス会社を紹介します。
マカッサル - トラジャ間のバス会社は
- METRO PERMAI
- LITHA & CO
- BINTANG PRIMA
- Primadona
などといくつかあるのですが、
最高級の上質な乗り心地なら、Primadona の La Premiere Gold Class をおすすめします。
フラットベッドなら、BINTANG PRIMA の Sleeper class をおすすめします。
基本的にマカッサル - トラジャ間は夜行バスが多いです。
今回は僕は、
- マカッサル から トラジャ 行きは Primadona の La Premiere Gold Class
- トラジャ から マカッサル の帰りは BINTANG PRIMA の Sleeper class
を利用しました。
La Premiere Gold Classは一番金額が高いバスですが、10時間近いバス旅でも全く疲れを残さない素晴らしい乗り心地でした。
マカッサルからトラジャ行きの Primadona のLa Premiere Gold Class
バス乗り場及びバス会社はこちらとなります。
バスに乗る場所も、チケットを買う場所もこちらとなります。
トラジャで宿泊するホテルを事前伝えておけば、そのホテルまで送迎してくれます。
実は僕は、あらかじめマレーシアから電話で予約をしてたのですが、実際に現地に行くと、何の予約もとれていませんでしたし、『え?予約?電話?何のこと?』状態でした。まぁここはインドネシア。完全に想定内なのですが。
なので、現地でチケット購入。旅行が忙しいシーズンではないからなのか、席は比較的開いていました。
が、ここのオッサンが適当なことばかり言う。
壁に貼ってある車両の説明には、フラットベッドで寝れる席はこの会社のバスにはないようなのだが、オッサンはフラットベッドがあると言い張る。
でも、値段がこの壁のポスターには記載してない金額だった。
フラットベッドが良かったのだが、オッサンがいまいち信用ならなかったので、まったく別の最高級の席を選ぶ。
あとで分かったことだが、やっぱりこのオッサンの言ってたことは適当だった。いや、愛嬌のある良いおやじだったんだ。だけど、自分の会社の車についてさほど知らなかったんじゃないかな。
トラジャ側のPrimadona 事務所に若い英語の話せるお兄さんがいたので、『Primadona はフラットベッドの席はあるの?』と聞いてみたら、『無いです』と明確な回答が。。。。
オッサンは、このDream Seatがフラットベッドだ!と言ってたんだが、実際は全然違った。
この350000Rpの席が最高級シート。料金表があるのだが、いまいち上記と整合性が取れない。。。
これが最高級のチケット。写真ではわかりにくいけど、金色ですな。
バスは20:30発だから、20:00にバス乗り場に来てくれとのこと。乗客がすでに多く集まってました。
これから10時間くらいのバス旅か。。。
さて、バスに乗り込む。
なかなか重厚感がありますね。
結果を言えば、全く疲れることがない。150度くらいまで倒れますし、足もしっかり伸ばせる。
タイのナコンチャイエアのファーストクラスと同じようなレベルの感じかな。
なんか足マッサージ器もあります。これに足を入れるのはちょっと勇気がいるな。。。。ゴクリ
電源もあります。ちゃんと通電していましたので、スマートフォンの充電はばっちり。
このテレビはぶっ壊れてた。毎回思うんだけど、こういう備え付けテレビはいらないので、自分のスマホを固定できるようなアームをつけてほしいよね。興味のある面白いコンテンツは自分自身が持ってるんだから。
全身マッサージもあった。
ちなみに、La Premiere Silver Class というものもありました。少し安くなりますが、席は意外と良さそうでした。
途中、休憩タイム。休憩もドライバーの気まぐれで決まる。別に時間など決まっていない。いつ現地に到着したってかまわない。
ポットの中にはトラジャコーヒー。お菓子を買ったからか、コーヒーをタダで飲んでいってくれと言われる。深夜の静寂の中、温かいコーヒーは心にしみる。
トラジャは高地のため、気温は下がっている。寒さと暗闇の中、男たちは静かにコーヒーを口にする。
こういう時間こそが、俺が旅行をする中で最も好きな時間である。どこに行っても、この時間が一番休まる。上も下もない。どこから来たのか?どうやって生きてきたのか? 誰も何も干渉しない。
トラジャコーヒー
早朝、トラジャに着いた。9時間くらいたっただろうか。あいにくの雨だった。
舟形の家、トンコナンが見えていた。
トラジャからマカッサル帰りの BINTANG PRIMA のSleeper class
バス乗り場はこちらとなります。(ランテパオ。トラジャ地域には、マカレとランテパオの2つの地域があります。旅行者はランテパオに滞在することになります。)
バスに乗る場所も、チケットを買う場所もこちらとなります。
到着地はこちらとなります。マカッサルの中心部までは行きません。Bosowa Universityという大学の目の前でバスが止まります。
なぜこの場所なのかはよく分かりませんでしたが、行き先は Makassar City と伝えると、みんなこの場所で降ろされました。他のバス会社のバスもここで停車していましたので、ここで降りるのが定番なのだと思われます。
なお、降りると、大量のタクシーのおっちゃんが旅行者を待ち構えています。ぼったくられるのが目に見えているので、無駄な交渉はせずに、さっさとGrabを使いましょう。。。。
フラットベッドのチケットは下記。210000Rp。そんなに高くない。ちなみにこのBintang Prima、ローカルの話によると、よく事故を起こしているようです。おそらくフラットベッドのバスは、マカッサル – トラジャ間では、この会社くらいしかないと思われます。
この後バスのスタッフたちが、バスの荷物入れに、バイクを3台入れてました。
結構慣れた手つきだが、車体のフレームとか曲がりそうな気がするなぁ。
バスの前面には4列シート。ですが見た目は意外と悪くないですね。横は狭そうですが、縦には余裕がある。かなり倒せそうです。
バスの後部座席が、寝台ベッドになります。4つベッドがありました。
くっそワロタwww なんで抱き枕wwww 深夜バスに抱き枕とがいらんだろwwww どういうセンスかよく分かりませんが、なかなかやりますな。
冷房が効きすぎて寒いなんてことは特になかった。
ちゃんと寝台側と通常の席側は分けられている。
一つ言えることとしては、最後部に寝台ベッドがあるので、揺れがすごいですね。足が伸ばせるのは、前述のLa Premiere Gold Classよりも快適ですが、揺れる揺れる。なので、どちらかといえばLa Premiere Gold Classのほうが快適だったかな。
まとめ
いかがでしたか?トラジャは南スラウェシ州ではほぼ唯一といってもいい観光地です。ローカルも外国人観光客も、基本的にここに寄ります。まあスラウェシ島自体が田舎で観光客があまり多くはないけど。。。
個人的には、バスのおすすめは往復とも La Premiere Gold Class が一番楽かな。でも違うバスに乗って変化を楽しむのも面白いでしょう。
ではでは。