カリマンタン島の港湾都市バリクパパンに4日間滞在してきました。正確には、広いカリマンタン島の東部の、東カリマンタン州になります。カリマンタン島と言うと、森だらけのイメージがありますが、ここバリクパパンは人口70万人の大都市であり、海に面した港町です。バリクパパンは、石油・天然ガスの供給基地でもあるため、インドネシアの国営石油企業プルタミナの一大拠点があり、またインドネシア軍の基地もあるため、首都ジャカルタからは遠く離れていますが、街も整然としており、経済も潤っているため、治安も安定しています。また、インドネシア政府は、近年首都移転を発表しましたが、その移転先であるヌサンタラはこのバリクパパンから、車で約100km離れた場所にあります。その場所はゼロポイントと呼ばれ、今では誰もが行くことができます。 しかし、実際に行っても今は石碑とサインボードくらいしか無いため、ローカルの人々も誰も行きません。しかし、このバリクパパンは、新しい首都ヌサンタラから最も近い街であり、ヌサンタラのための街や空港を建設する計画もないため、このバリクパパンが事実上、インドネシア新首都のお膝元になると思われます。現在は観光で有名な場所でもないため、世界中から人が集まることはありませんが、首都機能が実際にヌサンタラに移転されると、世界中から要人や政治家などが、このバリクパパンに滞在することが予想されます。それに伴って、バリクパパンの名前も広がり、観光客も増えるかもしれません。ビジネス面でも特に、韓国企業のヒュンダイとプルタミナが共同で大きな事業をしていることもあり、韓国人在住者が多いことでも有名。街なかには、韓国食材スーパーが多くあります。外国人観光客は多くはないが、石油企業プルタミナがあるため、シェルやシェブロンなどの欧米石油企業からのエキスパートが、技術支援などで滞在しているため、彼ら向けの優雅な家も海岸近くにいくつかあります。また、旧日本軍が統治していたこともあり、関連するいくつかの史跡もあります。きれいな街で海岸も多くあり、大きい洗練されたショッピングモールもあるため、個人的にはここに住んでも良いと思えるような場所でしたね。 バリクパパンの目抜き通り 朝も夕方も、安心な広い道路でジョギングする人は多い。 バリクパパンのシンボルは街中にモニュメントがあります。これは熊?マレー熊?でしょうか このマンホールはかわいいですね     目次【本記事の内容】 1.バリクパパン基本情報  1-1.場所・地図  1-2.どんな街?概要 2.バリクパパン観光  2-1.Pantai Kilang Mandiri  2-2.Kemala Beach  2-3.Tugu Australia  2-4.Merdeka Field  2-5.Pasar Klandasan  2-6.Monumen Makam Tentara Jepang 南方方面戦没者慰霊碑  2-7.Tugu Perdamaian Jepang 平和と友好の碑  2-8.Pasar Inpres Kebun Sayur  2-9.Bunker Jepang  2-10.Kampung Atas...