インド旅行時のおすすめアプリ
2020年2月に約16日間、南インドを旅行してきました。インドを旅行する中で、旅行前にスマートフォンにインストールしていてよかったなと思うアプリがいくつかありました。インドは広いですので、各州ごとに流行っているアプリが違っていたりします。シェア自転車アプリやシェア充電バッテリーアプリなども紹介しても面白いかなと思ったのですが、旅行者が気軽に使用することはないだろうと思いますので、ここに記載はしません。では、5つのアプリを紹介します。
ちなみに、注意点としては、インドのアプリケーションは、OTPを多用します。OTPとは、登録や利用する際に、スマートフォンの電話番号を利用します。登録時に、電話番号を入力すると、その電話番号にパスワードが届きます。そのパスワードを入力しないと、登録自体ができません。そのため、メールアドレスとパスワードを設定すれば簡単にログインできるようなアプリケーションが少ないです。そのため、インドでSIMカードを購入して、インドの番号を取得してから下記のアプリケーションに登録する方法が一般的だと思いますが、短い旅行期間の間だけなら、旅行に行く前に事前に自国で自国の電話番号を利用して登録・ログインをすましておくのが良いかもしれません。インドのアプリケーションは、他の国のアプリケーションに比べて細かくてめんどくさいです。
インド旅行時のおすすめアプリ一覧
Ola
インド国内の会社が開発している配車アプリです。基本的には、配車アプリはその国で開発された国産の配車アプリを使用するほうが良いと僕は考えています。なぜなら下記の理由からです。
- 国産の配車アプリのほうがシェアが高く、現地のドライバーが登録している数が多いため、ドライバーが見つかりやすい
- 国内で開発されているほうが、場所の名前を検索した際のマッチ率が高い(おそらく地図上の情報量が多い。海外配車アプリは、基本的性能は備えていますが、地図の情報量は現地さんに比べれば劣る)
- 金額が安い(海外産よりも国内産のほうが安いのでは……という私のイメージ)
実際の使用画面は以下のようになります。
■起動時の画面
■出発地と目的地を記載して、金額が表示されている状態の画面
■注文を確定して、ドライバーを待っている画面
なんどか利用しましたが、Olaは基本的に高いです。なぜなら、Olaで注文した後に送迎に来るのは一般的な車です。ですが、インドのローカルや一般的な旅行者は、移動する際にリキシャを利用するでしょう。リキシャは同じ距離でも車よりも料金が安いです。なので、Olaで表示される金額よりも安い金額でリキシャに交渉するようにしましょう。私は、Olaは送迎用ではなく、その区間の相場を調べるために利用していました。事前に利用したい区間の料金をOlaで調べておいて、その金額を一つの目安としてリキシャと交渉するのが良いでしょう。
IndiGo
今回のインド旅行は、
コチ → チェンナイ → ポンディシェリー → バンガロール → マイソール → ゴア → ムンバイ → プネー → アウランガバード
と旅をしてきました。多くの場所を移動しましたが、2回ほどIndiGoを利用しました。時代はずいぶん変わったと痛感しました。ひと昔なら、バックパッカーは安い長時間バスを乗り継いで都市を移動するということが常識だったと思います。今でもそういう傾向はありますが、IndiGoのような格安航空会社を利用すれば、楽に早く移動することができます。おそらくインド国内なら、状況にも寄りますが、どこを移動しても5000円程度で移動できるのではないでしょうか。長時間バスで1000円程度で寝られずに移動するならば、飛行機で安く移動するということをバックパッカーが選択する世の中になっています。実際は旅行のプランや、市内 – 空港の移動手段や距離などを考慮して、個々の旅行者が判断するのでしょうが、IndiGoはおすすめです。
■アプリ画面
IndiGo以外にもインド国内の格安航空会社はあるのですが、IndiGoが国内シェアがNo.1(50%)なことからも便数が多いです。IndiGoが一番お勧めです。
機内の状況等は下記です。格安航空会社なので、沖止めが多いですね。
個人的な感覚として、総合的に問題ないですが、シートがものすごく薄いです。こんなに薄いシートは初めて見ました。もしかしたら、シートが薄くなる分だけ、座先が広くなっているかもしれません。どちらにせよ、国内移動なら長くても2時間程度だと思うので、このシートでも問題はないと思います。
2回利用しましたので、通常のクラスとプレミアムシート(フード付き)を予約してみましたが、大きく変わらないと感じました。飛行時間も短いですし、機内食も品質があまり高いとは思えなかったので、通常のクラスを選択すれば良いと思います。
また、基本的に飛行時間が1時間程度なので、機内食も急いで食べるようになります。なので、多くの方が、降下中にも機内食を食べている人が多く、CAも気にも留めていませんでした。通常の飛行機でしたら。降下中に機内食を食べている状況というのはあり得ないことだと思うのですが、IndiGoは飛行時間が短いので、降下中も乗客がご飯を食べるのはしょうがないのでしょうね。
とりあえず、IndiGoはインストールしておいたほうが良いと思います。
Gaana
Spotifyのインド版です。Spotifyでも良いのですが、インド音楽の登録数が多いです。せっかくインドに滞在するなら、洋楽よりもインド音楽を聴いてみてもよいでしょう。
OYO
インド版のホテル探しアプリです。知名度もあるので、すでに知っている人も多いでしょう。Agodaとかでも良いのですが、インドを旅行しているとバスの移動などで急に宿泊する必要が出ることもあると思いますので、事前にインストールしておくとよいと思います。『Near me』機能があるので、現在地から近い宿が優先的に出すこともできるので便利です。
Zomato
一度も利用しなかったのですが、おすすめレストランやフードデリバリーができるアプリです。ホテルなどでデリバリーしてもよいでしょう。インド以外でも使用できるので、インストールしていても良いと思います。
まとめ
以上、インドを旅行する計画がありましたら、旅行前に事前にインストールしておいたほうがおすすめなアプリケーションをリストにしてみました。まあ2020年3月現在はコロナウィルスによって世界中の移動が制限されていますけどね。ちなみにインドの旅行時には、私は現地のSIMカードを購入しませんでした。ずっとホテルのWifiのみでした。なぜかというと、Airtelの支店でSIMカードを購入しようとしたときに、スタッフから『あなたはインドの電話番号を持っていますか?持っていない場合は、SIMカードを購入することはできません』と意味不明なことを言われたからです。SIMカードがないのにどうやってインドの電話番号を持つことができるのよ?とバカみたいな話でした。まあ他の代理店に行けば、そんな細かいことを言う店員もいないので購入できるんですけどね。馬鹿馬鹿しくなって買うのをやめたのは事実です。もしインドでSIMカードを買うなら、無理に通信会社の支店に行く必要はないですね。ただ、路上の代理店だと、観光客向けにSIMカードの値段を吊り上げるところも多いので面倒くさくなるんですよね。
ではでは。