ミャンマーの旅で出会った人々

 

 

ミャンマーの旅中に、メモを取っていたので、取りとめもないですが、とりあえずうp(≧∀≦*)

 

 

 

 

インレー湖のゲストハウスで、東京に住んでいる韓国籍の人に出会いましたぬ。
いわゆる在日の方です。

『日本人ですか?』

と聞いてみたら、

『いや韓国人。だけど日本語は完全に分かるんだ…』と。
すでに100カ国以上を旅したことがあるらしく、一風変わった感のあるおっちゃんでしたが、カックー遺跡に一緒に行きました。

韓国人なのですが、基本東京に住んでおり、ソウルに行くのは年に2回程度と。

普通の話をしてましたが、遺跡から帰るころには、安倍政権の批判が…。

あまりこういう話を聞くことが無いので、内容は分かるのですが、黙って聞いてました。

一番覚えているのはこの一言。

『311の時は、エクアドルにいたんだ。エクアドルでニュースを見てたから、当然状況は全て知っていた。まあ普通に帰ったけどね。』

『本当はもう東京は住めない場所なんだろうなぁ』

 

 

 

ゲストハウスで出会った、イケメンでなぜか部屋の中では常に裸でいる目のやり場に困るドイツ人はこう言っていました。

 

『昔は、中国製と聞くと粗悪品が多かった。だけど今は違う』

 

またこんなことも言ってましたね。

 

俺『ドイツは経済とか政治はどうですか?』

裸ドイツ人『経済は絶好調だね。むちゃくちゃいい。給与はできるならもっとほしいぜ。政治に関しては、…メルケルの移民政策で不満が高まっている。ドイツの金目当てに移民が増えた。治安も悪くなった。次の選挙でどちらに投票するかは分からない』

と、政治には不満があるようでした。

 

 

マンダレーで夕食を食べているときに出会ったシンガポーリアンには助けられました。

まあそんなだいそれたことではないのですが、中華料理を食べようとしたときに、店のおばちゃんは、ミャンマー語と中国語しか分からなかったので、意思の疎通が取れなかったのですが、近くで一人で食べていた大学卒業したばかりのシンガポーリアンが、代わりに注文してくれたのです。

彼は器用に中国語を話し、英語も流暢にしゃべれる彼は僕の間に立つことができるのです。

 

シンガポール人にもいろいろありますし、生きるために本当に大切なものは別のものかもしれませんが、英語・中国語ができて、世界的にも高い教育レベルを持ち、なおかつお金も持っている彼らは、紛れもなく21世紀の時代を乗りこなせていけるチケットを最低限は満たしていると感じます。

 

食べながらいろいろ話をしていましたが、彼の両親は実はマレーシア人で、結婚して長年シンガポールで住んでいるようで、ルーツはマレーシアなのですな。

なので、クアラルンプールにも詳しかった。

バンサーに両親の実家があるようなことを言ってたかな。

 

ちなみにシンガポール人の彼はこんなことも言ってました。

『ミャンマーの市場を見に行ったときに、ここの人間は未だに取引に紙の伝票を使っているんだ。まだまだ遅れている』

おお、なるほど、さすがですぬ。
僕とかなら、『ほ~こんなものが売っているんだぬ』位にしか思わないかもしれませんが…汗

 

はぁ?まだ紙を使ってるの?、未だにFAXとか使ってんの!?の代表格は日本ですが。

 

 

 

九州で3年間くらい住んでましたアメリカ人の女性にもツアーで会いまして、その後ご飯も食べてました。

彼女は日本語はそんなには話せませんが、日本で中学校と高校の英語の先生をしていたようです。
興味深かったので、いろんな話を聞きました。

日本の英語の授業では、日本語が書いてあるテキストを使用し、先生も日本語を話す事。

彼女の授業は、その授業中はずっと英語だけを話し続けて日本語は使用しないようだったのですが、
その授業スタイルだと、中学生も高校生もついてこれなかったようです。

また、英語の先生も、英語で質問をしても訳して日本語で回答してくるので、まぁぜんぜん話にならなかったと…

あとは、あまり友達ができなかったので、日本に滞在中は英語が話せる外国人とばかりいたようです。

 

また、日本の文化が好きで日本に来たようですが、実際に日本に住むと、日本にある様々な問題に気づいてしまった…みたいな事を言ってましたね。

 

ちなみにアメリカ人のこの女性は、トランプの話をすると、ゲロ吐きそうな顔になってましたね(^o^;)

 

名前も聞きたくないレベルのようでした。

バーニーサンダースっていたでしょうか?

あの人はどうだったの?と聞いてみました。

 

悪くなかったけど、彼は経験が足りなかったと。

 

 

そうかなぁ…

 

 

 

ミャンマーは、小学校からずっと学校では英語の勉強をするようです。

ですが、割とおもしろいのは、生徒がやる気がなくて、そのまま落ちこぼれたら落ちこぼれたで、日本のように無理やりやらせるみたいなことがないようでほったらかしにされるようです。

だから特に誰も気にしないようです。

(それは意外と、生徒からすると気分が楽かもしれませんな)

 

 

 

ミャンマー国内には、英語の塾が結構ありました。

フランスや日本などのどこかの国の慈善団体の寄付で運営されている無料の塾(数は少ない)もあれば、月謝3000円~5000円程度の民間英語塾もあるようです。

マンダレーという古都には王宮があるのですが、その近くには人形劇の劇場があり、その劇場が使われていない朝の時間帯は、子供達向けの英語の授業が行われていましたので、少し遠くから見ていました。

先生も子供も英語だけで楽しそうに会話をしていました。

日本の英語の授業に良くあるような、恥ずかしいから棒読みで話すなどのことはまずありませんでした。

また、バガーンという遺跡都市で、フリーの英語の塾を見つけたので、ずうずうしく入ってみました。
教科書を見せてもらったり、いろいろ聞いてみました。

 

日本の英語の教育を考えて不思議だなと思うのは、下記の一点かな。

 

なぜ日本の英語の授業は、授業中に日本語を使うのだろうかな?

 

 

 

日本の文科省の指導する英語教育の最終目標は、『勉強したつもりだけど話せない人をつくること』が目的なので、その方針に今の英語教師は沿ってるわけですのね。

日本の権力者層にとって、英語が流暢な子供達は怖いんですよ。

外の世界に触れられるから。

本当のことがバレてしまう。

 

 

 

ミャンマーではバスのサイドビジネスも酷い。

いわゆるお客を乗せて都市間高速バスで移動中に、もう席は空いてないのに、無理やりローカルを途中で乗せて降ろして小銭を集める奴です。

おかしいだろテメェそれとヾ(●ε●)ノ”

これほどイライラさせるものもなかなか無い。

それで僕ら観光客の到着時間が遅れますしね。

チケット購入時にこんなことは何も聞いてない。

観光客のお金で動いている都市間バスで、なんでオマエラ運転手と添乗員で小銭集めしてんの?と。

途中で友達の荷物を乗せるために、えらい遠回りするし。

マレーシアでもちょこちょこやりますが、ミャンマーほど酷いのは初めてみましたぬ。

 

そりゃアジアなんでどこの国でもやりますよ、でもこのミャンマーははっきり言って最低レベルだった。

また乗り合いタクシーも酷い。

9人乗りの車に15人以上乗せますからね。

金を儲けたいのは否定しませんが、お客さんの安全を無視してるのはおかしいですな。

 

これを船でやると、船が沈むんですな。

 

だからアジアの船はあまり乗りたくない。

モラルの問題です。

 

 

 

 

アジア各国どこの国も、独立をとても大きな意味として感じているのに、日本にはそのような記念日もない。

紛れもなく、終戦記念日から今日までずっと占領下にあるからでしかない。

 

 

 

ミャンマーには、『根拠がないのに外国人には○○は許可しない』ということが多いですね。

遺跡とかに入る際のぼったくり外国人料金も酷いですが…汗

 

 

例えば、マンダレーという都市に王宮があるのです。

その王宮に入る際に、外国人は、ローカルの10倍くらいは入場料を取られるのですが、そのあとに、外国人は門の中では自転車やバイクに乗ってはいけないという決まりがあるようです。

『ふむふむ、なるほどな。まあしかたないか』と思いましたが、門の辺りを見てみると、ローカルは思いっきりバイクに乗ったり自転車に乗っているんですな。

 

huh?何これ?舐めてんの?ヾ(。`Д´。)ノ彡

 

と思ったので、軍服を着たようなやつに、

『ちょっと待て待て、門のほうを見てみろ。思いっきりローカルは場内を運転してるだろ?ローカルはOKで外国人はだめという理由を俺に説明しろコラ』

こういう不条理で、根拠なきアンフェアなことがこの国では多すぎるんです。

ちなみに、ミャンマーはなんだかんだいってあまり英語が通じないので、この軍服も『not allow』程度しか話せません。

 

理由がないんですな。

 

そうです。理由がないんです。
ないけど、許可しないという。

で、とりあえず中に入る。

欧米人も暑い中歩かされています。

どうしても納得がいかなかったので、英語が話せそうな人がいたので、『なんで外国人は駄目でローカルは自転車に乗っていいのかを説明しろ』

と聞いてみたら、

何を勘違いしたのか?バイクに乗ったオバハンを読んできて、このバイクの背中に乗るなら2000チャットでいいぞと。

お前頭大丈夫か?と。

 

 

バガーンという遺跡の町に行きました。

この町ではバイクを借りることができますが、外国人はe-bikeという電動スクーターしか借りることはできません。

ローカルはガソリンバイクに乗っています。

 

なぜか外国人は、ガソリンバイクは借りることができません。

 

ってかそれはなぜなの?

と聞いても、誰も説明できる人がいません。

一人、『昔日本人がバイクの事故で死んだんだ』と言ってた人がいましたが、それは詭弁でしょうな。

 

 

 

 

ヤンゴン市内には環状線があります。
その環状線に乗っていると、人々の生活が垣間見えます。

市内南部は人が多く、北部の田舎に入るとのどかな風景が広がり、今日取れた野菜を都心に売り込みに行く農民の人?が乗ってきます。

それらの農民の人は、野菜を積んだでかい袋を3,4袋程度も電車に持ち込むのですが、警察と駅員のような人がやってきます。

彼ら農民は、乗車賃とは別の妙なお金をポケットから出して、彼らに渡しています。

なるほど、郊外で取れた野菜を安く電車で運んで儲けるわけか。

で、電車内にいる公安か警察みたいなのがみかじめ料を取りに来てた。

 

 

 

バガーンという遺跡の町で出会ったミャンマー人が言ってました。

 

独裁は駄目だよ。

偉い人が、

『あれしろ!』

『これしろ!』

といったらそのとおりになってしまう…と。

 

もしかしたら、俺が日本人と分かったから、言ってくれたのかな?

 

 

 

なんか好きになれなかった国、ミャンマー。

 

あまりこういう国は今までなかった。

もしかしたらその理由は、

今まで訪れた国にはなかった軍政の香りが未だに残っているからだったかもしれません。

 

 

ミャンマーの秩序の無さを見ていると、ジャカルタを思い出しました。

だけど、やっぱりジャカルタの方が遥かにパワフルだった気がするなぁ。

 

NLD(National League for Democrasy)という政党があります。

現ミャンマー政権の与党、いわゆるアウンサンスーチー氏が率いる党です。

日本でもそうですが、各政党には地域の支部があります。

そのNLDの支部にお邪魔してみました。

中には入れませんが、政党のグッズ等を販売していて、外国人も買えます。

その中に、カレンダーを見つけました。

当然この与党の顔は、アウンサンスーチー氏なので、各種グッズもそうですが、カレンダーもスーチー氏の写真だらけです。まるでアイドルです。

そのカレンダーの各ページの裏には、アウンサンスーチー氏がこれまでに各国の首脳と写っている写真がプリントされています。

いわゆるこの写真は、現ミャンマー政権の与党NLDが、もっとも国民や支持者に対してアピールしたい写真(もしくは、国民や支持者が政党のがんばりを実感する写真)がプリントされます。

カレンダーは8ページくらいありました。

 

その裏ページの内訳はこのようなものでした。

 

  • スーチー氏と中国の李克強首相
  • スーチー氏の中国訪問
  • スーチー氏と中国の習近平国家主席
  • スーチー氏とイギリスのテリーザ・メイ首相
  • スーチー氏とASEAN会議の写真
  • スーチー氏とオバマ元大統領の会談
  • スーチー氏とバイデン元副首相
  • スーチー氏とジョン・ケリー元国務長官

 

ASEAN会議の写真の中に、日本の安倍さんも全体写真の中にひっそりといました。

あっさりと言います。

 

日本なんてこんなもんです。政党NLDからも、ミャンマー国民からも大して重要視されていません。

安倍さんが国民の税金から1兆円プレゼントしても、日本なんてこんなもんです。

 

金だけ取られてアウンサン・スーチー氏にも捨てられるでしょう。

日本を裏切った父親のようにですぬ。

 

 

ミャンマーに来て気づいたのは、今の現代の世界において、中国と米国がどれだけの存在感を放っているかですぬ。

 

 

疑問に思ったのは、ミャンマーは、本当に最後のフロンティアなのだろうかと?

ミャンマーは本当に『最後のフロンティア』なのか?

ミャンマーの市場に日本の製品の存在感はありません。

家電商品はもはやいうまでもありませんね。

スマートフォンも言うまでもありませんね。

 

卸売市場に寄ってみました。

布、服、簡単な家電、シャンプーなど、生活用品などが売られています。

ほとんどの製品が、Made in China と、made in Thailandです。

made in myanmarが逆にほとんどないので、ミャンマー大丈夫か?自国で何も作れないじゃん、単なるタイと中国の代理店じゃん?と思いました。

市場の一番上の階には、家具が売っていました。

どこ製か?と聞いてみると、テーブルがマレーシア製とのことだったので、ちょっとウケました。

ソファはミャンマー製のようでした。やっとミャンマー製を見つけました。

あとは、ロンジーというミャンマーの民族服くらいでしたな。Made in Myanmarは。

市場で売られている商品の大半は、Made in Thailandか、Made in Chinaです。

サムスンやLGなどの家電が強い韓国にとっては少しは利がありそうですが

日本企業にとって売れているものは、日本から輸出されている中古車だけではないでしょうか?

 

ほとんど、この国で行われている商売は、タイと中国の代理店商売だなと感じました。

 

フロンティアかもしれないが、あんまり日本企業には関係が無い。

 

 

 

結局ミャンマーで感じたのは、中国製品の圧倒的な強さだったのかもしれません。
(ミャンマーは所得が低いので、その分中国製に偏りがちな面はあると思います。例えば、スマホの広告を見ていると、ミャンマーの場合は、サムスンの場合はGalaxyS7ではなくて、Aシリーズが屋外広告で全面的にプッシュされていて、Huaweiの場合はGRシリーズなるものがプッシュされている。P9 liteはお店が取り扱っているが、P9くらいの価格帯の商品は売れないので最初から置いていない。なので、メーカーも国別に売るグレードを分けているようだ。ミャンマーで売れるスマホは20000円台程度。50000円台近くなると、ちょっと手が出ない。みんなiphoneを買う。もうすこし所得が高ければ、バイクでも、ホンダヤマハが売れるのでしょうが、現状は中国製みたいなものが多い。)

 

 

 

日本国内では、国家が主導して、『日本は凄い!』『日本はこんなにも世界から賞賛されている!!』とか自画自賛にあふれているんでしょうが、誰も特に相手にしていないということですな。

昨今の日本のニュースを見ていると、法治国家でもなく、権力者は何をやっても逮捕されない。

白を黒と言い張る。

そして、すでに一般市民に対する拷問も行われている。

もう一歩で独裁軍事政権樹立ですな。

 

明らかにジャーナリストを至近距離から狙い撃ちしてるのに、流れ弾が当たっただけと言い張る、10年くらい前のミャンマー軍事政権に近づいてますよ。

 

 

 

しかし、小学3年生くらいの子供が親と一緒に働くことが当たり前の社会ってのはすげぇなあ

アジアは夜になると、人々が公園に集まるのがいいだすな。

子供も大人も楽しそうに遊具で遊んで、草むらに座って話し込んでいる。

日本ではあまり見なくなった光景。

 

 

ってかヤンゴンは18時すぎると日が落ちますね。

マレーシアのクアラルンプールは、19時半にやっと日が落ちるので、ちょっと早い印象。

 

 

ミャンマー人はみんな痩せてる。

マレーシアみたいにプクプク太ってる人はほとんどいない。

 

 

 

どちらにせよ、ありがとうミャンマー。

 

 

 

 

ではでは(´∀`)ノシ

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