マレーシア在住でクレジットカードを作れないなら、RHBとPayPalのコンビで決済しよう!
さて、この記事は、マレーシア在住の方向けの記事です。
マレーシアって、クレジットカード作るの難しいですよね。会社の同僚も、知り合いの香港人もみんな作れなくて苦労していました。
おそらくどこの国もそうだと思うのですが、ローカル現地人は、申し込めばすぐにクレジットカードは作れます。日本でも日本人は申し込めば、小難しい制約はありませんよね。
ですが、基本的に、外国人にはいろんな制約があります。
最低月額給与額であったり、勤続何年であったり……、あるいは理由もなく不可とかですね。
またマレーシアの場合は、クレジットカード申請時に、残りのビザ期限が366日以上残っていないといけないなどがあります。これは、一年ごとに就労ビザを更新している労働者にとってはちょっと難しい話ですね。
まぁこれに関しては、来年度の就労ビザを更新する許可が会社からでてから、更新することが確定したことを記す証明書 Company Letterを銀行に持参すれば、365日以上あることがわかりますので問題は無いですね。
それ以外にマレーシアでクレジットカードを作る方法は、例えば下記の4つくらいでしょうか。
- イオンでクレジットカードを申し込む(日本人には作りやすいとの噂)
- なんらかのクレジットカード作成が簡単になっている時のようなキャンペーン時に申し込む
- ローカルの友達のコネを探す
- HSBCプレミアやCIMB Preferredのような、700万円や1000万円程度以上の預金をする場合に申請が可能なハイクラスな口座を作る際についでにクレジットカードを申し込む(多分これが外国人には一番多い)
いろいろと難しいですね。5年くらい前でしたら、申請すれば日本人でももっと簡単に、特に条件はなくクレジットカードが作れていたようでした。
僕は給与の振込みがMaybankなので、Maybankのデビットカードを持っています。そのため、そのままMaybankでクレジットカードがほしかったので、Maybankで申請しました。
しかし却下されました。理由は記載なしでした。
ちゃんと毎月の給与振込みも確認でき、年間給与額もクリアし、なおかつ僕はMaybankの株主でもあるんですけどね。株も結構持っているんですけどね……?
しかし、仮にクレジットカードが作れていても、仕事を変更したり状況が変わると、Maybank側から連絡があり、クレジットカードを解約してくれと連絡があったりすることもあるようです。(実際に私の会社の元同僚がそのように言われたようです)
以外と、オープンじゃないんですよね、マレーシアって。
さて、そろそろ本題に入ります。
クレジットカードがあれば非常に便利です。なおかつマレーシア発行のクレジットカードならば、マレーシアリンギットで決済ができますので、日本で発行したクレジットカードを利用するより遥かにお得ですよね。
4年間住んでいるのですが、マレーシアの場合は、普通口座を作る時に発行される銀行のデビットカードだけでもある程度の決済は問題ないです。
AirAsiaも、Malind Airも、Lazadaも、Agodaも問題ないです。
でもたまにデビットカード決済ができないものもある。Booking.comも駄目ですよね。私はフィリピンのCebu Pacificの航空券を購入しようとしましたが、マレーシアのデビットカード決済はできませんでした。
そういったときの為に、クレジットカードがあったほうがいい。
でも作れない。
ここで提案ですが、RHBとPayPalを利用する方法はどうでしょうか?
このコンビでこの問題は解決できます。
- RHB銀行の口座を作って、その口座に入金します。
- そして、その口座からお金をPayPalアカウントに送金します。
PayPalアカウントならば、世界中のWeb決済で利用されています。マレーシアのデビットカードが利用できない世界中の商用サイトでも利用できます。Cebu Pacificなどの他国の航空チケットも購入できます。
なぜRHB口座かというと、マレーシアの銀行の中で、唯一RHB口座だけがPayPalと接続されていて、口座から直接PayPalへお金を送金できるからです。
では、具体的に作成方法と利用方法の話にしましょう。
RHB口座とPayPalアカウントの作成方法
さて、それでは作成方法ですが、これは簡単です。
銀行口座を作るのは在住者であれば問題ないですし、PayPalアカウントはすぐに作れます。
RHB口座開設
最寄りのRHB銀行の支店に行きます。
基本的に必要とされるもの
- パスポート
- Company Letter
- 住所が確認できるもの(不動産賃貸契約書など。まぁ要らなくてもいいケースも多いと思う)
僕が口座開設に行ったときは、パスポートとCompany Letterだけが必要でした。
また行員の方が、在社確認と言うことで、うちの会社のHRに電話をしていました。
何度電話してもHRが応答しなかったのですが、まぁいいかなという事で口座を作ってもらいました。マレーシアあるあるですね。
※口座ができましたら、とりあえず1000RMは常に口座に預金されている状態にしましょう。定期にしておけば良いです。預金残高が1000RM未満だと、口座維持手数料を取られます。
PayPalアカウント作成方法
PayPalアカウントは、サイトにアクセスして Sign Up するだけです。
PayPal
https://www.paypal.com/my/home
赤丸の部分をクリックします。
RHB口座とPayPalアカウントの利用方法
では実際にパソコンで操作をしましょう。
RHBのWebサイト利用方法
とりあえず、RHB口座にログインして、預金があるかどうかだけ確認しましょう。
それ以外はRHB側で行うことはありません。
https://www.rhbgroup.com/index.html
赤枠の [ RHB Now ] をクリックしてログインします。
RHB SMART ACCOUNTにある預金が、PayPalに送金できます。
RHB口座からPayPalアカウントへの送金方法
さて、ここが一番重要な点です。
PayPalにログインすると、下記のような画面になります。
PayPal balanceの欄は、残高ですね。
赤枠の [ Wallet ] をクリックします。
画面が変わりますので、赤枠の [ Top Up ] をクリックします。
再度画面が変わりますので、赤枠の [ Continue ] をクリックします。
下記を入力することで、事前に登録してあったRHBの口座からPayPalアカウントにお金が送金されます。
以上です。
まとめ
PayPalアカウントを持つことで、クレジットカードがなくても、世界中の商用サイトで決済ができるようになります。
流れとしては、以下になります。
- RHBの銀行口座を作る
- PayPalに登録する
- RHBの口座にお金を入金し、PayPalアカウントにそのお金を送金する
これで、PayPalを利用した決済ができるようになります。
PayPalを利用することで、マレーシアのローカル銀行のデビットカードでカバーできない範囲の決済ができるようになります。
あと、マレーシアでもスキミング等の話を聞くので、案外クレジットカードが無いほうが安全かもしれないという考え方もあると思います。
実は僕の場合は、銀行口座をいくつか作っている時にクレジットカードを作れるチャンスはあったのですが、その時は私はクレジットカードを利用する事があまり好きではなくて、「今はクレジットカードは必要ないです」と言ってしまったんですよね。
それによって、2年近くクレジットカードを持てなかったと……。
何事も勉強ですな。
ではでは。