一生に一度は見たい!500万匹のコウモリが一斉に飛び立つさまはドラゴンみたい バッタンバン観光

シェムリアップは世界的に有名な観光地ですが、そこから3時間くらいのところにバッタンバンという街があります。カンボジアでは2番目に大きい街なのですが、おそらく名前も知らない方がほとんどでしょう。実はここにはいくつか観光地があるのですが、そのうちの一つは世界中探してもなかなか見ることができないものではないかと思います。個人的には、アンコールワットよりも凄いんじゃないかと思いました。僕はずっと夢中で見ていましたね。その他にもおいしい日本料理屋もあります。プノンペンからバスで5時間程度かかりますが、なかなかおすすめの場所でしたね。




 

プノンペンからバッタンバンへのバス

バッタンバンの場所は下記になります。

僕は朝早くからプノンペンからバスで向かいました。バス会社ごとに出発の場所が違うと思いますが、今回はナイトマーケット近くから出発しました。

 

VIPクラスのバンなので、車内はなかなかいい感じです。

朝8時発のバスでしたが、30分くらい遅れて出発。長旅になるので、市内のパン屋の前で一度停車して、皆さん腹ごしらえ用のパンを買う。

元フランスの植民地ですので、フランスパンが多いです。これはベトナムも同じですね。

こういう道を5時間以上かけて移動します。

なかなかすごいトラックを見つけたので、思わず写真を撮る・・・。

途中で昼ごはんの休憩が1時間程度ありましたが、8時半に出発して、15時前に目的のバッタンバンに着きましたので、約6時間かかった計算になりますね

 

バッタンバンの街並み

インパクトの凄いモニュメントがあります。おじいさんが棒を無くしてしまったなどの伝説に関係するもののようです。

ちょっと街歩き。

なんとカブトムシが歩いてました。懐かしいですな。子供の頃を思い出しました。

市場。なかなか活気がありましたね。

では、実はバッタンバンは一日しか滞在しないので、早速行きたかった2つの観光地に向かいます。バッタンバンは、プノンペンとは違ってGrabはありませんでした。ですが、カンボジアの配車アプリのPassAPPは利用できましたので、バッタンバンではPassAPPで移動しました。
 




 

 

バンブートレイン バッタンバン

廃線になった路線を利用した竹で作られた移動できる乗り物。昔は実際に利用されていたようです。

 

ちゃんとゴザもひかれていますね。

時間があれば乗ってみてもよかったのですが、意外と料金は高かった気がする。ちなみに、配車アプリを使えば来ることは簡単なのですが、帰りにトゥクトゥクドライバーを見つけるのは少し難しくなる可能性があるので、往復でドライバーに依頼するほうが良いかもしれません。

場所はこのあたりになります。

帰る際にトゥクトゥクドライバーが見つからない場合も、ここのスタッフにバイクタクシーをお願いすれば、市内中心部まで送ってくれると思いますが、状況によっては言い値になってしまう可能性もあります。

では、ここからバッタンバンのハイライトのコウモリの洞窟へ向かいます。ちょっと遠い位置にあります。バスがあったかもしれませんが、時間がありませんでしたので、トゥクトゥクで向かいました。

 

プノンサンポー コウモリの洞窟

バッタンバンの町の郊外に大きな岩山があります。入り口には門があり、その奥には大きなお寺があります。

ここはポルポト時代に多くの罪のない人たちが虐殺された場所でもあります。このように、カンボジアの各地には、それぞれその地域の人たちが忽然と姿を消したキリングフィールドが多くあります。

人々が虐殺された現場の洞窟にも行けるのですが、夕方以降は登れなくなります。開いているのは明るい時間だけのようです。少しだけ山を登って、景色を見ることもできます。この景色も素晴らしいので、ぜひ見てみてください。多くの観光客が登っています。登るといっても、景色を見るくらいですので5分程度登ればよいと思います。ただし、猿がいるので食べ物を持っていくのはやめましょう。

山の上の方には涅槃像がありました。

さて、山を下って、今回の目的のコウモリの洞窟を見ましょう。

というか、すでに観光客のために椅子が大量に準備されています。観光客の方はここに座って、地元の方がビールや飲み物を売ります。

この洞窟から、500万匹ものコウモリが一斉に飛び立つようです。

だんだんと観客が増えてきました。少し日が落ちてきたくらいの時間でしょうか、人々が沸き立ち、たくさんのコウモリが洞窟の穴から出てきました。

あとは動画でご覧ください。僕は夢中で魅入っていました。

 

実に素晴らしい体験でした。少しだけ日本人も来ていましたね。このコウモリの飛び立ちは数時間続くようですが、暗くなると何も見えなくなります。

 
 




 

さて、ここで注意点なのですが、ここからバッタンバン市内に帰るのは少し難しいです。なぜかというと、観光客もローカルも多いので、トゥクトゥクドライバーも多いのですが、ここから市内に帰る際にはドライバーたちが一致団結して法外な料金を請求してきます。

東南アジアでよくあることです。

公共交通バスもないので、彼らの要求に応じない限りは、夜遅い中、バッタンバン市内に帰ることはできません。行きの数倍の料金がかかります。僕の場合は、PassAPPのアプリを使おうとしたのですが、ドライバーは見つかりますが、そのドライバーのところへ行ってみると、『ここからバッタンバン市内に帰るときはPassAPPは禁止だ』と意味不明なことを言います。彼らの要求する金額は忘れましたが、ふざけた金額でしたね。(10米ドルだったかも)

馬鹿馬鹿しいのですが、PassAPPを何度使用しても、ドライバー全体で協定を結んでいるので誰もつかまりません。

しょうがないので、入り口付近に立ち、外国人観光客が乗るトゥクトゥクに一緒に乗せてもらうことにしました。ドイツ人一人が乗っているトゥクトゥクが来ましたので、『俺も乗せてくれ!』というと、ドライバーが5ドルで良いとのこと。暗くなってきていたので助かりましたね。

こういうことになるので、あまり郊外に出るのは好きではないんですよね。いつも帰りがめんどくさいことになるので。

しかし素晴らしい体験でした。アンコールワットだけではなく、シェムリアップに行く観光客はバッタンバンにも立ち寄るべきだと思います。

何とかバッタンバン市内まで帰ってきましたが、あとはゆっくりご飯を食べるだけです。どこでご飯を食べるかはとっくに決めていました。日本人女性が、カンボジアの子供たちを支援するために始めたというレストランです。

 

Cafe HOC

カンボジアにはこのような子供たちに自立する機会を与えるための個人的な活動をされてる方が多くいます。日本人もたくさんいるようです。

おしゃれな店内。

日本食が主なメニューのようです。

久々の日本食。まさかこんなカンボジアの奥地で日本食を食べることができるとは思わなかった。

だし巻き卵は非常に美味しかった。

 

夜のバッタンバン市内を少し歩く。田舎なので10時になると、屋台も閉まって人通りが無くなってきます。

おしゃれな建物。

川沿いは家族が集まります。

朝早くバスで移動し、観光に忙しかったが、ようやくほっと一息つくことができた。素晴らしい経験ができた。来てよかったバッタンバン。

 

まとめ

次の日は同じように朝早いバスで首都プノンペンに戻る。帰りのバスは、カンボジアではおなじみの会社キャピトルのVIPバスを利用する。こちらのローカルの話では、キャピトルのVIPバスは内装は大したことがないが、所要時間が4時間程度と非常に短いらしい。

え?そんなにスピード出すの?と思いました。

ですが、それは事実でした。バッタンバン行きは6時間かかったバスが、プノンペン行きのキャピトルVIPバスはたったの4時間でした。

バッタンバン。こんな名前を聞いたことがない場所になぜ来たのか?と思うが、素晴らしい経験だった。あのコウモリの大群が飛び立つ光景を見れる場所は、マレーシアにも一か所だけあるのは知っているが、世界中を探してもそんなにないと思う。ぜひとも、見れるチャンスのある人は、訪れてみるのもいいと思う。

ではでは。



Add a Comment

Your email address will not be published.