3年半ぶりに日本に一時帰国して思った 交通費高い 日本国によるアイヌ民族浄化?  – 北海道編 –

 

昨年一時帰国時に、札幌に寄りました。

やっぱり長年外国に住んでいた人が日本に久しぶりに戻ってくると、いろいろ気になる点もありました。

 

今回は、札幌に1週間くらい滞在して、海外在住者が気になったことを書き出してみました。

 

札幌もたくさんの観光スポットを回って楽しい思い出も多いのですが、誰もが行くような観光スポットばかりだったので今回は割愛。

北海道の話と言うよりも、日本全体の話の方が近いかもしれないですね。

 

 

 




 

北海道に来て思ったこと

 

給与に比べて、交通費が高い

 

新千歳空港から電車で札幌駅まで向かいました。が、個人的にはこの切符の価格が高すぎると感じました。

新千歳空港から札幌駅まで、1070円です。バスも探しましたが、同じような金額のようでした。


例えば、シンガポールであればチャンギ国際空港から中心部のMarina Bayまで電車で 2.5$(約200円)です。距離は18kmです。

新千歳空港から札幌までは、確かに57kmあります。ただし、距離は違いますが、JR千歳線は開業してすでに数十年経っています。とっくに減価償却してるはずだと思うのですが、どれだけ暴利を貪っているのかと感じます。

 

札幌地下鉄の価格も非常に高く感じました。

一駅利用するだけで200円取られます。逆に最も遠くの駅に移動しても240円なのは安いですが。

シンガポールならば、一駅移動で1.5$(約124円)のようです。

最低移動に支払う金額が高すぎます。

ちなみにマレーシアでは、一駅なら0.8RM(約22円)です。遠くに行くほど多く取られますが、それは当然かと思います。

 

以前、下記のようなツイートをしたことがあります。仮に日本が、シンガポールなどの先進国並みの給与をもらえているのならば、この上記のような交通費は適正だと思います。しかし日本は一部の企業を除いて、新卒で月額20万円は無いと思います。

 

 

 

日本は、お上の統制が利くような分野の価格は、総じて高止まりしてますよね。逆に何の天下りもなさそうな分野は、ほったらかしですね。

 

給与に比べて、レストランが高い(チェーン店は逆に鬼安い)

レストランのチェーン店は、3年半ぶりに日本に一時帰国して思った 日本はエロが多い、飯が安い、給与も安い、金利も安い  – 広島編 – にも記載したように、東南アジア以下の価格なのですが、普通のチェーン店ではないレストランになると1000円近くになります。下記は札幌市中央区のレストランなので、もっと高かったですが。どちらにせよ、チェーン店ではない普通のレストランになると、シンガポール並みの価格になります。

 

 

 

 

 

レストラン内でタバコが吸える事に韓国人が絶句

ゲストハウスで出会った韓国人と一緒に油そばを食べに行きましたが、そのレストラン内では、タバコの分煙も特に無く、煙がレストラン内に充満していました。

一緒に行った韓国人は、もう絶句。

韓国ではこんなこと考えられないと。

日本が遅れていることを感じました。

ちなみに今はマレーシアでもレストラン内の喫煙は法律違反になっています。

 

 

トイレがコンビニで貸してもらえる

 

これは神対応でした。海外のコンビニではまず貸してもらえませんからね。

しかも日本のトイレはめちゃめちゃきれい。世界に誇ります。

逆に僕はこういうのは有料にしても良いと思うのですけどね。

 

 

 

アイヌ民族がいなかったことになっている

 

エアアジアの機内には、各旅行先の国々を説明するような月刊誌がいつも置いてあります。巻末には、各主要都市の概要が記載されています。北海道の紹介欄を見たときに、あれ?と思いました。人種 : 日本人、言語 : 日本語だけなのです。あれ?アイヌがいたよな…と思いました。

私は歴史にも政治にも興味があるので行ってきました。普段こういうところに行く観光客はいませんよね。

 

アイヌ文化センター

 

あ、驚きですね。日本国は北海道開拓の名の下に、元々住んでいた民族を浄化しようとしたんですね。こういう資料を見ると、「北海道開拓」という名が、輝かしい発展の歴史のようなイメージから、今のミャンマー政府がロヒンギャ民族にやっているような民族浄化と変わらないんじゃないの?という疑わしいものに変わります。

 

 

 

 

 

と、僕は専門家ではないので、詳細は省きます。

が、僕は日本と言う国は、もっとマトモで他者を敬い存続してきた国だとずっと思っていましたが、全然そんな国じゃないんですね。

マレーシアはとりあえずマレー・中華・インドの各民族ごとの共存を目指してはいます。

タイやインドネシアでは同化政策を取ってはいますが、国家をあげての弾圧はしていないですし、民族文化を消し去ろうとまではしていません。

ただ、上記の資料を見る限り、日本はもはや存在が無いもののように取り扱っていることが良く分かります。

 

各々の国にそれぞれの政策や事情がありますが、日本国の原住民に対する政策は、最も冷酷なものに見えてきますね。

 

 

 

 

車が来てなくても、信号が赤なら渡らない

これも衝撃でした。

車が来ていなくても、みんな待っているんですね。

大きな交差点の場合は、危ないので待っている方がいいです。でも小さな道路ですらみんな待っている。東南アジアの人はさっさと渡ります。どちらが良いのか分かりませんが、なぜ車が来ていないのに待っているのかが良く分かりませんでした。

 

 

主語なき全体主義空気の育成

僕が北海道に入ったのは、昨年の大きな地震のすぐ後でした。

ですので、街には「節電」の文字がそこらじゅうにありました。

節電はまだ分からなくも無いのでしょうが、「がんばろう北海道」は主語が誰なのでしょうか?誰が誰に対して、そしてどういう意図があって貼り付けているものなのでしょうか?

 

 

 

 

ギャンブルが人の目に見えるところにある

日本は本当にギャンブル好きな国民だと思います。

アジアにもギャンブルはありますが、日本ほどではありません。マレーシアではギャンブルはカジノが一つだけ認められています。その場所も、指定された場所に一つあるだけです。確かに隠れた場所でギャンブルやオンラインカジノもありますが、公の場からは見えないように隠れています。

日本は外から誰でも入れますし、誰からも見えます。

ある意味驚きです。

 

 

 

エロに超寛容的

コンビニのエロ本は今に始まったことではないですが、もう外国ではこんなのは考えられません。クレイジーの一言に尽きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道のスーパーの野菜は、ほとんど北海道産

北海道の人は知らないかもしれないのですが、北海道以外の件ではどこも野菜の産地はバラバラです。様々な県の農作物を仕入れています。北海道は自給率が高いので、道内野菜だけでまかなえてしまうのでしょう。

 

日常的にあふれる宗教パワー

日本ほど宗教が力を持つ国も無いと思います。政教分離の原則などなんのその、圧倒的な集票力で政治を思いのままに操ります。

 

 

 

まとめ

 

海外に数年滞在した男が、札幌に来て気づいた点をいくつか上げてみました。

一番衝撃的なのは、アイヌの件でしたが、交通費の高さにも驚きました。

でも旅行は楽しかったですね。

日本は旅行には良いのですが、居住には向かない国だと思います。やっぱり超管理型社会で冷酷な国でもあると感じました。

ギャンブルやエロが比較的緩いのは、シンガポールにゲイランが存在するのと同じように、大衆の不満をガス抜きさせる場所を与える必要があるというお上からの観点からなのかもしれません。

 

あと、そういえば僕が札幌に滞在していた最後の夜に、やっとニッカに光がつきました。

 

札幌は楽しい街でした。毎晩すすきので飲んで、ローカルの人と楽しい会話を過ごせました。

本来農業の盛んな地域は、食べることはできるので人口爆発の21世紀は有利なはずなのですが、自給自足の破壊を目指すかのようなTPP発効などの日本国の超グローバル政策から鑑みると、必ずしも良い将来があるかどうかは分かりません。

が、みなさん笑顔で楽しい毎日を送ってほしいものだと思います。

 

ではでは




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