ラジャン川上流につながる街 そして食が最高 シブ観光
シブはサラワク州の中心部にある川沿いの街、ラジャン川とイガン川の交わる場所にある。サラワク州の州都のクチンへはバスで8時間程度。直線距離では短いのだが、ぐるりと迂回するため時間がかかる。飛行機なら1時間で行ける。16万人が住むが、主な人種は60%以上が中華系。特に福州系が多い。そして30%が昔からこの地に住んでいた先住民族系。なので、ずいぶん他の都市とは違う人種構成なのが分かる。他は、もう少しマレー系が多い。
シブは、サラワクが英国領になったときに、英国人総督が先住民族の攻撃を防ぐために砦を作ったことが始まり。その後、中国の福州市から仕事を求めて華人が流入。1942年に日本軍がサラワクを統治した際には、『志布州』という名前に変更させられた。大日本帝国軍がサラワクのミリに攻め入った後、9機の日本軍戦闘機がシブを爆撃した。
シブはラジャン川上流につながる玄関口である。
白鳥が町のシンボル。
経済としては当初、移住してきた福州人が米作を中心にする予定だったが、土が米作には適さなかった。その後、英国人総督がゴムなどのプランテーション農園を中心にするように決めた。朝鮮戦争時にはゴムの値段が上がり、シブの産業に大きく寄与した。現在では木材加工と輸出、パームオイルがシブの主要な経済的原動力となる
細かく観光地があるが、シブは何といっても食べ物がお勧めであった。サラワク州でもこのシブでしか食べることができない食べ物も多く、ボルネオ島のローカルも、コロミーとサラワクラクサはシブが一番といっているのを聞いたことがある
目次【本記事の内容】
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- 1.シブ基本情報
- 1-1.どこにあるの?場所・地図
- 1-2.どんな街?概要
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- 2.シブの観光について
- 2-1.お勧めスポット
- 2-1-1.三洋 大厦 Wisma Sanyan
- 2-1-2.シブ海浜公園 Sibu Esplanade
- 2-1-3.シブ中央市場 Pasar Sentral Sibu
- 2-1-4.シブナイトマーケット Tapak Pasar Malam Sibu
- 2-1-5.シブ遺産センター Sibu Heritage Centre
- 2-1-6.七層観音塔 Tua Pek Kong Temple
- 2-1-7.ストリートアート
- 2-2.こんなことが楽しめる。食が最高
- 2-3.ホテル・宿
- 2-4.お土産
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- 3.まとめ
シブ基本情報
どこにあるの?場所・地図
サラワク州の真ん中にあります。車やバスで……というのは少々きついので、大半が飛行機かなと思います。
どんな街?概要
街の中心は人も多く商店も多い。が基本的にバーなどを除けば、夜の9時には大体のお店が閉まる。街の中心部から少し離れたあたりにも、たくさんのおしゃれな店やレストランがある。若い人やローカルはこのようなエリアで友達と食べることが多いと思われる。
しかし、ちょっと街の郊外に出たり、橋を渡ったりすると、商店や家がなくなる感じかな。
シブの観光について
お勧めスポット
三洋 大厦 Wisma Sanyan
サラワク州で一番背の高いビル。なんで一番高いビルが、州都クチンではなくシブにあるんだ?と思った。中はきれいなショッピングモール。場所も街の中心部なので、涼んでくつろぐのには最適。ビルの形もおしゃれです。Wisma Sanyanとは、サンヤンタワーという意味です。サラワク州で一番大きい木材加工企業のサンヤンのビルのようです。シブは木材の街なので、その木材の街の中心に、一番背の高いビルを作る……というのは分かる気がしますね。
ビルの目の前には広場があります。夜は少しだけ人が集まっていましたね。
シブ海浜公園 Sibu Esplanade
フェリーターミナル近くにある海浜公園。シブのアイコンの白鳥の大きいモニュメントがある。
あまり広くはない公園だけど、白鳥は大きい。
シブ中央市場 Pasar Sentral Sibu
サラワク州で一番大きい市場。確かに大きかった。
シブナイトマーケット Tapak Pasar Malam Sibu
あまり広くはないけど、食べ物はおいしい。
シブ遺産センター Sibu Heritage Centre
シブの歴史はここに行けばある程度見れますね。建物を一周する程度なので、30分もあればじっくりと鑑賞できるでしょう。さらっと見るだけなら5分でいいかも。。。
七層観音塔 Tua Pek Kong Temple
ちょっとした中華寺。
中国のこういうキャラクターはカワ(・∀・)イイ!!
ストリートアート
シブの街を歩いていると、ちょこちょこ見かける。シブ中央市場周辺に多かったかな。
運が良ければ、絵を描いているところをみれます。
こんなことが楽しめる。食が最高
シブは食が素晴らしかった。何を食べても美味しかった。しかも安い。ペナンの食が美味しくかつ安いとはよく言われるのだが、ペナンの安いは、ご飯の量が少ないことにも起因する。いわゆるちょっとセコイのだ。でもシブは量も普通で美味しい。かつ値段も安い。シブは中華系が過半数を占めることも、ご飯がおいしい理由かもしれませんね。
ロティチャナイにカレーではなく、ピーナッツチョコレートを混ぜたもの。これはシブでしか食べることはできない。素晴らしくおいしかった。また食べたい。が、下記のロティチャナイは若干乾燥しているが、ロティチャナイ自体はやはり脂分が多いので、食べすぎには注意かな。
Kompiaという福州から来ている食べ物。焼いて固くしたパンに豚ミンチを混ぜたもの。ハンバーガーっぽいが、一つ一つの大きさはもっと小さい。一人で4個は楽に食べることができる。おそらくこれもシブでしか食べることはできない。福州が起源の中華系の人が多いシブならではかな。
サラワクといえば、コロミーは欠かせない。超ど定番ですが、安定のうまさ!!サラワクに来たらコロミーは外せない。Kolok meeとか、Mee Kampuaなどと書いてあったりしますが、おそらく同じものだと思われます。
ここはシブのナンバーワン人気レストランの、Noodle Houseです。
店内もきれいで、ローカル料理にこだわらず西洋も幅広くあるのが人気の理由らしい。味も基本レベルは超えていたと思いますね。おすすめです。
酒を加えた麺。なかなか美味い。
サラワクラクサ。僕はラクサは基本的にあまり好きではないのですが、サラワクラクサは美味しかった。
ホテル・宿
シブは観光客がそこまで多い場所ではないので、安いドミトリーやゲストハウスはありませんでした。ですので、Agodaでも高評価の、The Paramount Hotelに泊まりました。
市内中心部から、歩いて10分かからない程度のちょうどいい場所でしたね。
お土産
シブのお土産というのはあまり無いようでしたので、サラワクの名物の米煎餅のようなものを買いました。このお土産は、サラワク州ならどこでも売っていると思います。ハラルですし、気にせずに友人に配ることができます。
お菓子も好き嫌いは人それぞれあるのですが、結構ムスリムの人は、もらったお菓子を食べてなかったり、あとでこっそりと『この貰ったお土産あげるから食べていいよ』と言ってくることもあります。まあ単純に好き嫌いもあるのですが……。
まとめ
シブといえば、木材やパームオイルが産業です。観光地はさほどありません。本当は日本にも大量に輸入されて利用されているパームオイル農園が見てみたかったのですが、企業の許可がないと見れないということで渋々諦める。
しかし、なんといっても食は素晴らしかった。
シブでしか食べることができない
- ロティチャナイにピーナッツやチョコレートを混ぜたもの
- Kompia
なども美味しかったが、コロミーも他のご飯も実に素晴らしかった。
味と量と価格のバランスも素晴らしい。
強いて言えば、ご飯物よりも麺がお勧めかな。
あとは、カピットへの玄関口かな。ラジャン川を3時間フェリーに乗って、陸の孤島に向かうのもお勧めです。
ではでは。