旧日本軍トンネルや壮大な渓谷 ラフレシアまで見れる街 ブキティンギ観光

 

海抜930mの涼しい気候。西スマトラ州の3番目の都市。第二次世界大戦後、オランダが再度インドネシアを占領しようとした際に、インドネシア政府の臨時首都がおかれた場所。時計台などが有名で、西スマトラ州の代表的観光地。インドネシアの英雄モハマッド・ハッタが生まれた場所でもある。

比較的狭い範囲に興味深い観光地が固まっています。

西スマトラ州の州都パダンからバスで2時間程度。田舎なので夜になるとレストランもすぐに閉まります。最低一泊は滞在することをお勧めします。

運が良ければ、世界最大の花ラフレシアを見ることもできます。

 

 




 

ブキティンギ基本情報

どこにあるの?場所・地図

スマトラ島の西部。パダンからバスで2時間程度の山間の町。

 

どんな街?概要

街の雰囲気はこんな感じ。僕が行った時は雨が降っていましたね。5月は雨期ではないのですが、高原地域なので、天気が変わりやすく、雨がよく降るようです。

 

 

 

ブキティンギの観光について

 

お勧めスポット

 

Bung Hatta Birthplace Museum モハマッド・ハッタ生家

入場料無料。生家の展示のため、詳細な資料が展示してあるというよりも、こちらが父親の部屋、こちらがハッタが食事をした部屋などの簡単な生家の紹介。きれいに掃除がしてある。観光にそんなに時間はかからないだろう。インドネシアの英雄のため、ローカル観光客が多い。外国人が来ると、なんとなくローカルに喜ばれる傾向にある気がする。派手な観光地ではないが、ローカルに愛される英雄の生家を興味深く見に来る外国人に対して嫌な思いを抱かれるようなことはないだろう。

 

 

Jam Gadang Bukittinggi 時計台

ブキティンギで一番の観光スポット。多くのホテルもこの周辺にある。時計台も立派だが、この時計台の公園が良い感じ。夜になると人々が集まってくつろいでいる。

オランダ植民地時代に女王からのギフトとして、1926年に建てられた。鳥のような図形が時計台の一番上に配置されていたが、旧日本軍占領期には、その鳥が神社のような飾りに変更された。時計台の現在の形は、ミナンカバウ文化に合わせたものに作り替えられている。スマトラ西部は地震が非常に多いため、なんどか壊れては、その都度修復されている。

 

 

Lobang Jepang 旧日本軍トンネル

1944年に完成した防空壕のような防衛のために作られたもの。西側諸国の攻撃に耐えるために作られた。同様のトンネルはバンドンなどインドネシア各地にある。1950年代にこのトンネルが現地人に発見され、1994年に観光地化された。

旧日本軍の、タナベモリタケ将軍によって作られた。トンネルの目的は、物資保管、兵器庫、刑務所だった。非常に堅牢で、地震の多いこの地でも損傷が少ない。このトンネルを掘るために、たくさんの”労務者(ロームシャ)”がインドネシア各地から動員され、何千人もの労働者が亡くなった。拷問部屋や処刑場もあったようだ。

実際に観光してみると、トンネル内は非常に広かった。迷子になるくらい広かった。と同時に、非常に暗いため正直怖い。ガイドをしたがるオッサンが近くにいるので、値段に問題がなければ頼むのもありかもしれない。ただ、正直めっちゃ怖かった。

とても大きく、何重もの部屋があるが、作りとしては単純なつくりになっており、どこを見ても同じようなものが多かった。長居せずに、パパっと見終わることをお勧めする・・・。

 

 

Panorama Park (Ngarai Sianok) ガライ・シアノッ渓谷

渓谷と聞くと、街から数時間離れたところにある遠いところみたいなイメージになりますが、街の公園からすぐに見えるので歩いてでも行けます。天気が良ければ、迫力がもっとあるでしょうが、僕が行った時には雨ばかり降っていました。高原地域なので、雨がよく降るらしいですね。

2つの壁が向かい合ってほぼ垂直になっていて、川が緑の田んぼの間を蛇行しています。崖の高さは約100mで、峡谷自体は長さ約15km。公園のPanorama Parkからも見ることができますし、水田がある崖の近くを歩くこともできるようです。

付近にはバイクタクシーがいますので、交渉すれば連れて行ってくれるでしょう。僕は時間がなかったのでしませんでしたが。まぁ公園からでも十分な眺めかな。

なお、よい景色を見るためには、朝に見に来るのがよいようです。

雨がやんだ後なので、いまいち鮮明ではない写真。

なお、Taman Panorama と、Lobang Jepang、いわゆる旧日本軍が山の中に掘った旧日本軍トンネルも一緒に見ることができます。

 

 

Fort de Cock デ・コック砦

19世紀にオランダが建築した砦。当時の大砲などが見れる。そこまですごい観光地かというとそうでもない気もするが、時間があれば見に行くのもよいだろう。ちなみに、この砦に橋が架かっているが、この橋がブキティンギの名物であり、アイコンでもある。そちらもついでに見るのが良いだろう。

この橋がブキティンギの名物。

 

 

Rafflesia ラフレシア (Batang Palupuh)

ずっと見たかったものの一つが、この世界最大の花ラフレシアですが、まさかここで見ることができるとは思いませんでした。スマトラ島でラフレシアというのはさほど有名ではないはずだからです。

でも運が良ければ、見れます。

見るコツは、とりあえず宿に着いたら、宿のスタッフに、『今日はラフレシアは見れますか?』と聞いてみることです。だいたい旅行代理店か友達か何かしらのツテがあるので、誰かに聞いてくれます。

宿のスタッフが手数料を取るかどうかは別にして、ラフレシアのガイドをしている人が、今日はラフレシアが咲いているから見ることができる日かどうかを把握しています。

咲いていれば見れるので、山の中まで行く!、咲いていなければ諦めるしかないですが。。。

ラフレシアが見れる場所はいくつかあるのだと思いますが、僕が行った場所はこのあたりです。ラフレシアの看板もあるようなので、ある程度有名な場所なのだと思います。

宿のスタッフが、ガイドに確認を取って、その日にラフレシアが見れることがはっきりしたら、あとはガイドの連絡先を教えてもらって、GojekかGrabでその山のあたりまで移動するだけです。そこでガイドに出会って、『いくら払え!』と言われるかは分かりませんが、商談成立後、ラフレシアまで案内してもらいます。

 

だいたいこんな感じで、Whatsappで連絡を取るのがいいでしょう。(インドネシアの人はLINEなんて使わないので注意!)

まあ大体、80000Rpから100000Rpだと思いますけどね。

気持ちとしては、ここまで山の中まで来て、ラフレシアを見ずに帰るというのはあり得ない選択なので、ガイドもそれをわかっているので、心情的には若干不利なんですけどね。

山に向かう前に、金額交渉するのが良いと思います。

インドネシアを旅行するちょっとしたコツですが、Gojek と Grab を使い分けるのが良いです。街によっては、Grabは全然ドライバーが見つからないとか、Gojekのシェアが弱いなどいろいろな特徴があります。基本的には、Gojekはインドネシアの会社のアプリですので、田舎に行くほどGojekのほうがドライバーが見つけやすいです。

あと、難しいのは、こういう山の中に行くので、ドライバーにはある程度割増料金を払ってでも、ラフレシアを見てから戻ってくるまで待っておいてほしいと伝えることです。山の中までタクシーはなかなか来ないですので、下手すると超高額料金でタクシーを呼ぶようなことになってしまいます。交渉が成立したら、料金は絶対後払いにしましょう。で、せっかく待ってくれてたわけですので、ある程度チップをはずんであげてもよいのではないかと思います。

さて、僕はドイツ人カップルと一緒に山の中にラフレシアを見に行くことになりました。治安的な危険度はありませんが、ラフレシア自体がとんでもない場所に咲いていることが多く、登山道がしっかり舗装されているとかそんなことはあまりないと思います。

とんでもない獣道を歩くなどのことになると思いますので、滑らないしっかりとした靴が良いと思います。僕の時は、ぬかるみや泥がすごかったです。(でも僕はビルケンシュトックのサンダルでしたけどね。。。)

 

さて、みんな揃ったら、山に向かって歩き出します。ガイドについていくだけです。

 

 

行く途中にラフレシアを見てきた人とすれ違います。マレーシアからの観光客もいましたね。正直、かなりタフなハイキングになります。

この写真はまだ全然マトモな道です。もっとすごい獣道もたくさんありました。

感動のご対面です。ってか何でこんなところに咲いてんだ!?っていうような感じの場所でしたね。こっちの苦労も考えてほしいものです。

世界最大の花ラフレシア。

茎も葉も根も無いようです。花弁が5つ。悪臭で昆虫を引き付けるようです。でも今回は特に匂いはなかったですね。

枯れた後のラフレシア?蕾の状態ですかね。

 

 

 

ブキティンギへの行き方・アクセス

 

公共交通機関

ブキティンギは空港はないので、どこから行くにしても、バスかバンに乗って移動することになるでしょう。多くの場合はパダンから行くことになるでしょうが、街のバスターミナルもありますが、ホテルやゲストハウスに頼んで送迎してもらうのが良いでしょう。

自力でバスターミナルに行くのと、パダンのホテル → ブキティンギのホテルの送迎は200円程度しか総額で変わりません。バスターミナルへの移動料金を考えると、明らかに後者のほうが良いと思われます。

移動費は片道で約600円(60000から80000Rp)程度でしょうか

このバンに乗って宿から、旅行代理店まで移動しました。

 

で、旅行代理店から、みんな一緒にこの赤いバンに乗り換えて、ブキティンギまで移動することに……。

 

 

ホテル・宿

ブキティンギの宿はここに泊まりました。

Bamboosa Guest House

場所はこちらになります。

 

スタッフの感じも良く、ホットシャワーも問題なく、清潔でよいゲストハウスでした。Agodaでの評価が高かったことも頷ける。

 

まとめ

僕が訪問した時は、ラマダン時期だったこともあり、空いているレストランも少なく観光としてはあまり良い時期ではなかったと言える。

ラマダン時期でなければ、伝統のミナンカバウダンスなどの催しも見れたかもしれません。レストランも昼間はほとんど開いていませんでした。夜になってもラマダン時期は開店しないレストランも多いです。そのため夜にKFCが開店すると、すごい行列ができていました。

  • Bung Hatta Birthplace Museum モハマッド・ハッタ生家
  • Jam Gadang Bukittinggi 時計台
  • Lobang Jepang 旧日本軍トンネル
  • Panorama Park (Ngarai Sianok) ガライ・シアノッ渓谷
  • Fort de Cock デ・コック砦
  • Rafflesia ラフレシア (Batang Palupuh)

と、魅力ある観光地が並びます。

サーフィンが趣味だという人を除けば、西スマトラ州というのが非常に日本人にはなじみがないですが、ブキティンギはスマトラ島内でも屈指の観光地です。ラフレシアを見るには若干運が必要ですけども。。。

また、基本的に料理はパダン市内と大きな違いはありませんね。

 

滞在は短かったですが、個人的にはスマトラ島の中では一番の観光地でした。宿で出会った英国人も、ブキティンギは良かったと言ってましたね。



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