緑豊かなIT都市 バンガロール観光

バンガロール、インドで4番目に大きい都市であり、IT先進都市です。僕自身もIT企業で働いているため、IT先進都市のバンガロールを見てみたいという気持ちもありました。ちょうどマイソールに行く予定がありましたので、バンガロールは途中の都市になります。南インドの中心都市になるので、ゴアに行くなり、国際空港を利用するにせよ、どちらにせよ立ち寄ることは比較的多い都市になると思います。高原都市のため、気候もそこまで暑くなく、夜も涼しかったです。必ずしも観光地の多い場所ではないのですが、興味深い場所も多かったので、おすすめです。

 

 




 

バンガロール基本情報

 

 

場所・地図

南インドのほぼ中心部に位置する。

 

どんな街?概要

バンガロールは、南インドに位置し、カルナータカ州の州都になる。1000万人を超える人口を有し、インド有数のメガシティである。デカン高原というインドの南半分を覆う巨大高原上の都市のため、海抜900mの高さの土地のため、比較的涼しい。とはいえ、昼間歩いていたら相当暑かった印象です。様々な宗教宗派を受け入れる都市のため、さまざまな宗派の人が混ざって生活しており、自由な雰囲気があり、バンガロールではヒンドゥー教徒としては食べてはならない牛肉を食べることができる。14世紀初頭から17世紀にいたるまで、南インドを支配していたヴィジャヤナガル王国が存在していた。首長の名前はケンペゴウダでした。ちなみに、バンガロールにある国際空港の名前は、ケンペゴウダ国際空港になります。インド北部を支配していたムガル帝国がヴィジャヤナガル王国を制圧しますが、イギリスが力を持つにつれて、そのムガル帝国自体もイギリスの保護下に入ることになります。1947年のインドの独立後、バンガロールはマイソール州の首都になり、1956年にインドの新しいカルナータカ州が形成されたときも首都であり続けました。バンガロールは、インドのシリコンバレーと言われています。国内のIT企業が集結し、インドのIT機関もバンガロールに本社を置いています。この自由闊達な都市はインドで2番目に高い経済成長率を示しています。牛肉も食べることができ、高原で過ごしやすく、都会であり、酒も飲みやすいことなどから、駐在員からすると、インドの中ではバンガロールは天国だと言います。

 

バンガロール観光

バンガロールにはチェンナイのバスステーションから向かいました。インドの駅でもそうですが、みんな寝てますね。僕もインドの駅や空港で寝たこともあるのですが、実は意外と安全。人が周りにいますからね。

バンガロール行きのバスです。

ちゃんと掃除してあります。キレイで問題ないですね。

コンセントがありました。通電してないことも多くありそうなのですが、試しにコンセントを差し込んでみると、問題なくスマートフォンが充電できました。充電できたのは良いのですが、座席の上にある寝台ベッドのためバスが揺れると、揺れのためコンセントが落ちてきます。結局あまり充電できませんでしたね。しっかりと抜けないように差すことができるコンセントならば、落ちてこないかもしれません。

朝、バンガロールに到着しました。

バス会社によるとも思うので、一概には言えないのですが、私の乗っていたバスはラール・バーグ植物園近くに到着しました。バンガロールの朝は肌寒かったです。とりあえず、インドの朝はチャイから始めたいですね。ちょうどすぐ近くに、バンガロールの有名店MTRがありましたので寄ってみました。

 

 

MTR

Mavalli Tiffin Roomsの略ですが、バンガロールで始まったお店。市内に10店舗はあります。1924年に始まったお店。朝からすごいお客さんの数です。

ファミリールームなどいくつかのお部屋に分かれています。

インドではどこでもそうですが、人が多いときは、みんなでテーブルをシェアします。

インドの朝のチャイは格別だ。しかしずいぶん高いチャイだ。1杯Rs40もする。

さて、落ち着いた後は、近くにある植物園に行ってみましょう。しかしバンガロールの朝は涼しい。歩いても汗をかかない。

 

 

Lalbagh Botanical Garden ラール・バーグ植物園

早朝は、市民の皆さんが敷地内をランニングしたり、友達と歩いて散歩していますね。市民の憩いの場です。昔の王族時代から存在し、イギリス統治時代から今までずっと残っている植物園。独立記念日などの特別な日には、フェスティバルが行われます。

カバンを担いだまま移動するのは疲れますので、いったん宿にチェックインしました。実は、あらかじめバスが到着する場所を調べておいて、その到着場所から近いところに宿を予約しています。カバンを担ぎながら宿まで歩くのは、無駄に体力を消耗しますから、到着場所の近くに宿をとるほうが良いです。

 

 
 




 
 

 

Tipu Sultan’s Summer Palace ティプ スルタン夏の宮殿

マイソール王国の王様のティプースルタンが夏の間だけ使用していた宮殿です。インドイスラム建築です。ティプースルタンが亡くなった後、イギリスが接収し事務所として利用。構造はチーク材が利用されている。カルナータカ州政府が管理しており、宮殿の前の庭と芝生をメンテナンスしている。

ローカルインド人の入場料が25Rp、外国人料金が15倍の300Rpですね。

周辺を歩いた際に感じましたが、正直あまり大きくありません。下記のように入り口から写真を撮るだけでも、なんとなく宮殿の全景が見れそうでした。

美しいアーチもなんとなく見れましたので、ローカルインド人の15倍もの料金を払って入場する価値は無いと判断し、外から写真を撮るだけにしました。

では、すぐ近くのバンガロールフォートに移動しました。

 

 

Bangalore Fort バンガロールフォート

こちらは入場料が無料です。あまり観光客もいないかな。小さい砦ですので、観光所要時間は10分程度でしょうか。バンガロールの祖のケンペゴウダによって、1537年に建てられた。当初は泥を固めて作っていたが、後年石によって作り替えられた。

ここから市内中心部に向かうと、人口密度がどんどん増えていきます。すこし北上すると、巨大マーケットにたどり着きます。このマーケット周辺は人も車も密集しますので、道路などでは車にぶつからないように注意して歩いてください
 




 
 

 

City Market

City Marketは、K.R.Market (Krishna Rajendra Market)とも言われます。1928年から始まっており、バンガロール最大の卸売市場です。マイソール王国時代の族長の名前からKRが使われています。特にアジア最大の花市場の一つのようです

通りによっては、バナナ卸売通りがありました。

なんと赤いバナナがありましたので、試しに購入してみました。

中身も味も、普通のバンと全く同じでしたね。

 

 

Majestic マジェスティック

喧噪のCity Marketを抜けると、マジェスティックというエリアに入ります。マジェスティックエリアは、バンガロールの下町です。ブログなどの情報を見ていると、マジェスティックはバンガロールのスラム街と記載されていましたが、普通のインドの街並みです。人口密度は非常に高いです。ローカル価格での美味しいレストランもここにあるでしょう。

 

マジェスティックのエリアの中の、バスステーションも見てみました。

1000万人都市を行きかうバスステーションは下記もすごいですが、半円形の形になっているので、ロスの少ない動線が確保されているようです。

バンガロールの駅。


 




 
 

 

Freedom Park

フリーダムパークはバンガロールの中心地にあります。その昔は中央刑務所でした。2008年に公開されました。1975年にインドで緊急事態が宣言されたとは、多くの野党政治家が逮捕され、この刑務所に留置された。刑務所から公園にリフォームされ、現在では、市民がランニングをしたり、子供たちが遊ぶ場所になっている。

昔の中央刑務所。

フリーダムパークから街の中心部まで移動します。もうすでに相当歩いていますが、旅行中は足の疲れが気になりません。

 

 

Cubbon Park カボン公園

バンガロールの町の中心にある広い公園です。中央官庁が多く集まるバンガロールのランドマークのエリアにあり、緑が多いことから、バンガロールの肺とされている。公式には、カボン公園ではなく、スリ・チャマラジェンドラ公園と呼ばれる。公園の造園は、巨大な竹や草が茂っており、花壇が配置されています。公園の緑豊かなエリアには自動車道路があり、公園内を走るレイアウトの整った遊歩道には、早朝から歩行者が訪れます。バンガロールが「ガーデンシティ」と呼ばれるのは、カボン公園があるからです。

 

 

 

Karnataka High Court カルナターカ州最高裁判所

バンガロールのランドマークの建物なのですが、中に入ることはできませんでした。外から写真を撮るのみです。多くの方が、敷地の外から何とか写真に収めようとしていました

 

 

 

Vidhana Soudha カルナターカ州庁舎ビル

1956年に建てられたバンガロールの議会会場。マイソールのネオドラビディアンスタイルで建築されており、インドゴシックデザインも入っている。非常に大きく壮観である。先ほどの最高裁判所の向かいにあるのだが、よほど広角のレンズでないと、写真におさまらない。横幅の大きさはマイソール宮殿よりも大きいかもしれません。当然入ることはできません。多くの方が、いろんな角度から写真を撮ろうとしていました。

 
 




 
 

 

UB City

インドで初めての高級ビジネス地区。UBタワー、キングフィッシャープラザ、コンコルド、キャンベラ、コメット、キングフィッシャータワーの6ブロックで構成されている。UBグループによって開発された。商業、小売、サービス用の高級マンションスペースがある。IT先進地域のバンガロールのITパークのうちの一つ。とはいえ、実際に行ってみると、そんなに広くもない。ショッピングモール内のブランドショップは立派だが、ビジネス地区としては、郊外のITパークのほうが進んでいるような気もした。

店内は立派。

それでも、さすがに中心地はおしゃれなお店が並ぶ。そろそろお昼時なのでおなかが減りました。バンガロールでは楽しみにしている料理屋さんがありました。いくつか有名なお店はあるようですが、Googleのレビューで最も評価が高そうなお店を選んでみました。それが The Only Place です。

 

 

The Only Place

バンガロールは牛肉を食べることができる。ヒンドゥー教徒が80%のインドでは、一般に牛肉は食されない。インドの神シヴァの乗り物が牡牛であることから、牛は聖なる動物だとされ、食することは禁忌とされている。しかし、20%近いイスラム教徒がインド国内に住んでおり、彼らは牛肉を食べる。そのため、あまり大っぴらに牛肉売ってます食べてますをアピールできないのだが、消費されているのは事実である。そしてここバンガロールは、マルチレイシャル都市のため、様々な人種が混ざり合って生活しているので、比較的自由に牛肉を食することができる数少ない都市だ。バンガロールはインドの中でも牛肉の飼育・輸出をするような珍しい場所。ちなみに、余談だが、インドは世界最大の牛肉輸出国だそうだ。

そしてここは有名人気店である。地元のインド人も、外国人観光客も多い。

日本語の広告があるので、日本人観光客も多いと思われる。

Chateaubriand supreme 600Rpを注文。シャトーブリアンとは、牛肉の最上級部位のこと。Wikipediaを見ると、牛のヒレ肉の中で、中央部の最も太い部分になるようだ。そして、牛1頭からとれるヒレ肉は約600g程しか取れない。最高級のヒレ肉(テンダーロイン)からさらに中心部を選んだもののみをシャトーブリアンと言う。脂肪が少なく、肉質に優れた最高級のステーキとのこと。別にインドで食べなくても良いのだが、他の国で食べるよりも安い金額でシャトーブリアンを食べることができるのがインドの特徴。

シャトーブリアンは美味しかった。だが、個人的には固すぎた。高級店らしく、礼儀正しい店員さんにミディアムと伝えたが、ウェルダンくらいにしておけばよかったかもしれない。せっかくの高級部位なので、自分がどの味が好きかどうかを把握したうえで注文しておくべきでしたね。

では、おなかが膨れた後は、バンガロール一の繁華街のMGロードに向かいます。

 

 

Mahatma Gandhi Road MGロード

インド独立前は、サウスパレードと呼ばれていた。独立後に、マハトマガンジーロードとして名称変更された。略して、MGロードという。

人が多く、ショッピング繁華街です。並行して大きなメトロも走っています。

ショッピングモールだけではなく、世界的な企業の支店もあります。

すぐ裏のとおりに、Church Streetという通りがあります。750mほどの、大通りのMGロードから一つ中に入った通りですが、ここもオシャレな道ですね。若いおしゃれな人が多いです。

少し歩いたところに、もう一つ若者向けエリアがあります。歩くのは遠いので、メトロを使って移動します。インドの各都市は、市内にメトロが通っていますので、簡単に移動ができます。

 

 

Indiranagar インディラナガー

若者向けの新しい通りです。おしゃれなショップや、カフェやバー、クラブが立ち並びます。インドの巨大な都市でも、このような先進的な街並みを見ることはあまりないです。500万人都市のチェンナイも、大きなショッピングモールはあっても、通り全体でオシャレな場所はありません。バンガロールが他のインドの都市とは違う、他の先進都市に近い雰囲気を持っていることが分かります。

インディラナガーから次のシヴァ寺へ歩いていました。一時間以上の道のりになりますので、途中でバスなどを利用しようかいろいろと考えていましたが、今日バンガロールに来たばかりの僕にバスのルートは分かりません。そんななか、歩いている中で出会ったインド人の男の人が、いろいろ教えてくれました。大通りにでて、バスに乗りシヴァ寺に到着しました。インド人の彼は、時間があるので僕もシヴァ寺に行くとのことでした。
 




 
 

 

Shivoham Shiva Temple シヴァ寺

シヴァ寺は24時間夜中でも開いているようです。1995年に建てられた新しい寺院。20mの巨大なシヴァ像があるため、写真映え、今の言い方ではインスタグラム映えがする。毎年50万人の参拝者が訪れる。ただシヴァ像があるだけではなく、訪れる人々に人生のゴールに気づいてもらう……ようなアトラクションが寺院にあります。すぐにシヴァ像まで行くことができるショートカットもあるようだが、通常はいくつかのアトラクションや洞窟を抜けることになる。

アトラクションも含まれたチケットはRs250です。ですが、結構楽しいアトラクションでもあります。

いくつかの洞窟を超えると、シヴァ像にたどり着きます。

シヴァ像は立派なのですが、後ろにある建築中のビルがずいぶん存在感がありますね。

シヴァ寺までついてきてくれていろいろ話をしたインド人の男性は、最後帰りのバスを教えてくれました。帰りにMGロードの繁華街に寄ってきました。バンガロールの夜はきれいで先進的ですね。

 

帰りはメトロに乗って帰ります。

このメトロは日本のJICAがサポートをして建設されたようですね。

 

 

Bugle Rock Park

バーグル岩は、カルナータカ州にある巨大な岩です。推定年齢3000珀万年の岩石が地表から盛り上がった例であり、科学者の中で大きな関心を集めています。南インドは地球上でもっとも古い地層の一つに恵まれており、この大規模な岩の露出は1916年に最初に確認されました。この公園は、自然な巨大岩層と、噴水などがあり、子供や家族が多く訪れます。バンガロールから北に350kmほど移動したあたりに、ハンピという場所があります。日本人旅行者に人気のようで、数多くの日本語旅行記があります。その反面、欧米人旅行者には特に注目されていないようで、英語の記事は非常に少ないです。そのハンピに巨石が山のように固まっているエリアがあるようですが、地質学的にはここの巨石と同じ流れをくむものなのかもしれません。

朝は、多くの人々が散歩を楽しんでいます。

昼からは、各国の駐在員や世界中のIT企業が集まるWhite fieldというITパークに寄ってみました。旅行者はあまり行かない場所だと思いますが、バンガロールの生活や世界の動きを見るには良い場所です。バンガロールの市街地からは少し離れるのですが、バスで行けます。近い将来は、メトロが通ってより簡単に行けるようになるでしょう。

 

 

White field

White fieldへは、2020年現在ではメトロが開通していないので、バスかタクシーしか方法がないでしょう。とりあえずバスで向かいました。White fieldは企業が集まるビジネスエリアなので、旅行者の僕が行くのもおかしな感じです。とりあえず、ITパークのすぐ隣にあるForum Shantiniketan Mallに向かうことにしました。


Forum Shantiniketan Mall自体は大きな特徴はありません。ただのこのWhite field周辺に住む住民用のショッピングモールです。

外国人エキスパートやインド人エリート向けのお店や価格帯が多いかもしれませんね。

数多くの世界的企業の名前がありますね。

Forum Shantiniketan Mallの横にはシェラトンがあります。出張でITパークに来た人が宿泊するのでしょう。

シェラトンを囲むように、世界的企業が入居する巨大ビルがあります。

Forum Shantiniketan Mallの奥には、ITパークで働く家族向けのコンドミニアムが10棟以上建っています。このコンドミニアムにはインド人エリートや、世界のエキスパート駐在員が住んでいます。

少し離れたところには、Phoenix Marketcity と VR Bengaluruの2つの巨大ショッピングモールがあります。インドのどこの大都市にもあるショッピングモールですので、特に変わったところはありません。だいたいどこの都市も、Phoenix Marketcityがその都市で一番大きいショッピングモールです。

VR Bengaluruに関しては、入り口付近に I love BLRがあります。写真を撮りたい人は、ここに立ち寄るのが良いでしょう。チェンナイもそうでしたが、VRショッピングモールはだいたいこの I love 〇〇が置いてある気がします。


 




 
 

 

St. Mary’s Basilica

バンガロールで最も古い教会。17世紀に建てられた。1973年、教皇パウロ6世の布告により、この教会は小聖堂(バシリカ)に昇格した。カルナータカ州では初めてのこと。毎年9月にはフェスティバルが行われ、聖母マリアが生誕した9月8日は大きく祝福される。実は意外とキリスト教徒も多いインド。マイソール王国が1760年幾にヒンドゥーからイスラム主体に変わったときは、マイソール王国からキリスト教の宣教師はマイソールから逃げなければならなかった。イギリスが統治を始めたころから、キリスト教が復活し始めたという歴史がある。

教会の近くに、バンガロール宮殿があります。宮殿は丘の上にあるので、リキシャなどを利用するほうが楽でよいです。リキシャはバンガロール宮殿の中にも入って、宮殿の入り口まで行くこともできます。

 

 

Bangalore Palace バンガロール宮殿

バンガロール宮殿は入り口からバンガロール宮殿は、インドのカルナータカ州バンガロールにある王室の宮殿。1878年に建設された。宮殿を囲む敷地は、音楽コンサートなどのイベントで利用されます。宮殿は州政府が所有しているわけではなく、個人が所有しているとのこと。

敷地の入り口から宮殿までは歩いて5分くらいです。

正面に宮殿が見えますが、宮殿の前側は立派な作りですが、後ろ側はプレハブのような感じですね。

入り口には多くの観光客が並んでいます。料金表を少し確認したところ、ローカルインド人料金と外国人料金が大きく違っていました。先ほど宮殿を横から見た時に少し残念な形が見えたことと、明日にマイソール宮殿を見に行くので、無理に入場しなくてもいいかなと思いましたので、お金を払って中を見ることはやめました。

広いお庭。

バンガロール宮殿は丸い形で下半分が植物に覆われているとてもユニークな建物なので、写真を撮りたいと思っていたのですが、敷地内に入るには一度入場しなければなりません。

入場しないと、真正面からの写真が取れそうにないので、すこし下がってみましたが、なるべく正面から写真を撮ろうと思っても、入場しない限りは、下記の写真が限界のようですね。お庭の木が邪魔で、宮殿が見えなくなります。

では、バンガロールの歴史的建造物はだいたい見終わった気がします。実際にバンガロールに住むような生活感も見たいので、外国人が良く居住しているエリアに行ってみます。

 

 

World Trade Center Bangalore

ワールドトレードセンターバンガロールは、バンガロール市内の西側に位置するガラス張りの高層複合ビル。2010年に開業し、インドではムンバイの次にできた。ワールドトレードセンター(世界貿易センター)を略してWTCBとなる。ニューヨークに本部を置く世界貿易センター協会(WTCA)のライセンスを受けている100以上の国々にある330拠点のうちの1つ。南インドで最も背の高いビルだった。周辺のショッピングモール・病院・シェラトンホテルを含めてBrigade Groupというデベロッパーが管理している。

ワールドトレードセンターのビル。

すぐ隣にあるOrion Mall。

ワールドトレードセンターの周辺はきれいなので、人々が集まります。

この周辺には、高級コンドミニアムが立ち並ぶ。外国人が快適に居住できるエリアのようで、日本人の駐在員家族も多い。ショッピングモール内では、いくつか日本人の姿も見た。価格は部屋にもよるが、2020年現在価格は4000万円くらいらしい。

この高級住宅エリアの近くに、ISKCONの寺院があります。ISKCONとはインドで流行っている新しい宗教の一つであり、信仰者じゃなくても誰でも寺院に入ってみることができるとのことだったので寄ってみました。
 




 
 

 

ISKCON Temple Bangalore

ISKCONとは、クリシュナ意識国際協会(International Society for Krishna Consciousness)のことであり、インドの神様の一つのクリシュナを最高人格主神として認めたインド人宗教家A・プラブパーダが50年くらい前に設立した新しいヒンドゥー教を主体にした宗教です。ハレー・クリシュナ運動(Hare Krishna movement)とも呼ばれる。神を讃えるマントラは「ハレー・クリシュナ・ハレークリシュナ・クリシュナ・クリシュナ・ハレー・ハレー・ハレー・ラーマ・ハレー・ラーマ・ラーマ・ラーマ・ハレー・ハレー」(Hare Krishna)と唱える。創設者プラブパーダはインドからアメリカ合衆国に渡り、この団体を作り上げた。布教先は現在世界中に及んでおり、現在ではロシアやウクライナなどの東欧地域でも広まっているが、しばしばカルトとの扱いを受けている。戒律は、ギャンブルの禁止、酒・タバコなどの不摂取、肉食禁止などである。ISKCONでは菜食主義だが、信徒は、ベジタリアンではなく、クリシュナが許可したものを食べるので、クリシュニアン(Krishnian)であると自称しているようだ。信者数は全世界で1000万人程度と言われている。バンガロールのISKCON寺院は、世界最大のISKCON寺院の1つです。

寺院に入ってみました。夕方の時間でしたが、入り口周辺は信仰者の人が大変多かった。

中に入ろうとしましたが、この時はショートパンツだったため、入るのは不許可と言われました。なので外から写真を撮っただけです。

では、本日もいろいろな場所を回りました。バンガロールはお酒も楽しめる場所なので、夜はバーやクラブなどに寄ってみるのはその都市のことを知るためにはすごく良いと思うのですが、疲れたのでわざわざ夜に外に出るのはやめました。バンガロールはIT都市で給与も高いので、お金のあるインド人が夜な夜なクラブで遊んだりする場所はたくさんあると思います。次の日は朝からマイソールに向かいましたので、バンガロール観光はこれで終了です。マイソール観光の記事は、インドで一番の観光地 マイソール宮殿観光 になります。
 




 
 

 

Bangalore Metro

バンガロール市内を走るメトロについて紹介します。インドの大都市にはメトロが走っていることが多いのですが、バンガロールのメトロも使いやすく、問題ありませんでした。チケットの購入方法はよくあるシステムと同じですので、迷うことはないでしょう。便数も多いです。

 

 

バンガロールのITサービス

Olaはインド国内の配車アプリですね。本社はこのバンガロールにあります。

Plugoというアプリのようです。インドを旅行する人は事前にインストールしておいても良いかもしれません。

Yuluというバンガロールに本社がある企業の始めたシェアバイクのようですね。

 

同じくスクーターシェアアプリ。Bounceという名前のアプリケーションのようです。

バイクをレンタルして自宅まで帰り、朝に返却するとお得ですよとうプランの説明になっています。

公道を運転するわけですので、安全かどうかは別の議論ですが、新しいサービスを次々と開発していく姿勢は面白いですね。

 

 

ホテル・宿(The Lounge Hotel)

Agodaから予約しました。The Lounge Hotelは、15USDくらいの宿ですが、特に問題はありませんでした。バンガロールのメトロの駅が近いのも、旅には最適です。なお、この宿周辺は郊外向けバスの会社が多く、夜は活気がすごいです。その分夜中に開いているレストランもあります。たった2日だけでしたが、バンガロールの拠点になりました。


 
 




 
 

 

まとめ

記事が長くなったのですが、バンガロールはインドで好きな都市のひとつです。もし仕事でバンガロールに住む必要が出ても、安心して住むことができそうです。外国人からすると、インドで一番暮らしやすい都市じゃないかなと思います。お酒や牛肉の自由もそうですが、都市全体が他のインドの都市とはずいぶん違います。キレイでオシャレな通りも多いです。地下鉄メトロも整備されています。インドの都市は、大都市であってもインドらしい町並みが抜けないような気がします。ローカル現地の雰囲気も良いのですが、外国人駐在員には、キレイでオシャレな街並みのほうが気が休まることも多いでしょう。その点でバンガロールはずいぶんあか抜けた都市だと思います。実際にバンガロールに住んでいる日本人に聞いてみると、天国だとのこと。他の都市に住んでいる人は、苦行だと言われていました。まあその人の感覚にもよるでしょう。しかしバンガロールもすでに不動産は高騰していますね。ですが、先進的な街並みが広がるバンガロールは、また行きたいかなと思える都市でした。

ではでは。



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