マレーシアの超有名コーヒー店 Kluang Rail Coffee がある街 クルアン観光

  クルアン。ジョホール州の内陸部にある街です。州のなかでも内陸に位置しているため、海に面してはいない珍しい街です。特筆すべき事は、特にありませんが、比較的規模が大きい街です。 観光で行こうと思っている方へ、ちょっとした旅行記を残しておきましょう。       目次【本記事の内容】 1.クルアン観光  1-1.Kluang Rail Coffee  1-2.Kluang Mall  1-3.Geraja St Louis  1-4.Kluang Street Art  1-5.Kluang Coffee Powder Factory  1-6.Hailam Toast 2.まとめ   クルアン観光   クアラルンプールからバスで行きました。混んでいなければ、3時間くらいで、クアラルンプールのTBSバスステーションから、クルアンのバスステーションまで着きます。   高級バスではないのですが、驚くほどシートが倒せました。ほぼフラットと言っても良いレベル。個体差もありそうな気もしますが、KKKLというバス会社はなかなかお勧めかも。   ちょっと街歩きをします。規模の大きい有名な街というわけではありませんが、結構商店は多いですね。食べ歩きもできる感じです。 街はこんな感じ。   さて、最初の観光地の、Kluang Rail Coffee に行きます。この街一番の観光地のコーヒー屋はKTMクルアン駅の中にあります。   Kluang...

海外ATMでお金がでてこないなどのトラブル 防ぐ方法・体験談・対応法

  この記事では、海外でATMを使用した際にお金が出てこないなどのトラブルにあってしまった場合の対処法などについて記載しています。   あなたは海外旅行中にどのようにして現地のお金を手にしますか? 僕は基本的には、住んでいるマレーシア国内で、その現地のお金に換金していました。(なぜなら、非常に手数料が安く、ローカルに大人気な両替エリアがあるからです。) この方法は、事前に両替をしないといけないという手間はありますが、旅行中が楽です。 また、『現地のATMでお金をおろす』という方法もあります。これは手数料次第なのですが、現地のプランに合わせて事前に使用額を換金していなくてもいいので、柔軟に行動ができます。 さて、僕は最近、後者の『現地のATMでお金をおろす』という方法をとっていたのですが、大きなトラブルに見舞われました。   現地のATMでお金をおろそうとしましたが、なぜかお金が出てきませんでした。一日の利用限度額などがあるので、そういうことは、よくある話だと思われます。しかし、あとで自分の銀行の明細を確認したところ、出てきていないはずのお金が明細上では引かれていました。 とんでもないことが起きてしまいましたな。   さて、これは基本的には避けて通れない場合もあると思います。はっきり言って運ですね。僕も今まで数十回と使ってきましたが、初めての経験でした。 しかも、はっきり言って、対抗する手段が乏しい。 非常に厳しい状況でした。 結果的には、お金は戻ってきましたが……。   日本に住んでいて日本の銀行カードを使って海外旅行をする人ではなく、僕はマレーシアに住んでいてマレーシアの銀行のカードで海外旅行をしていました。   珍しい状況だったと思いますが、日本に住居やベースがある人と比べると相当厳しい状況だったと思います。   なので、このようなことを少しでも防ぐために、対抗策を記載しておこうと思います。     目次【本記事の内容】 1.ATM出金トラブルを防ぐ方法  1-1.銀行支店内のATMのみを利用する  1-2.動画に残す  1-3.行員さんにATM操作をお願いする 2.私のATMトラブル(体験談)  2-1.ATM出金されなかったのに、ネットで明細を確認したら同額が引き落とされていた   2-1-1.カシコン銀行に行った結果  2-2.ATMにカードが飲み込まれた   2-2-1.TMB銀行に電話した結果 3.私のとったトラブルへの対応  3-1.マレーシアのMaybankサービスセンターに電話をし、紛失したカードを止めてもらう  3-2.Word文書でレポート作成  3-3.支店に行く 4.結果 5.まとめ  ...

ラジャン川上流につながる街 そして食が最高 シブ観光

  シブはサラワク州の中心部にある川沿いの街、ラジャン川とイガン川の交わる場所にある。サラワク州の州都のクチンへはバスで8時間程度。直線距離では短いのだが、ぐるりと迂回するため時間がかかる。飛行機なら1時間で行ける。16万人が住むが、主な人種は60%以上が中華系。特に福州系が多い。そして30%が昔からこの地に住んでいた先住民族系。なので、ずいぶん他の都市とは違う人種構成なのが分かる。他は、もう少しマレー系が多い。 シブは、サラワクが英国領になったときに、英国人総督が先住民族の攻撃を防ぐために砦を作ったことが始まり。その後、中国の福州市から仕事を求めて華人が流入。1942年に日本軍がサラワクを統治した際には、『志布州』という名前に変更させられた。大日本帝国軍がサラワクのミリに攻め入った後、9機の日本軍戦闘機がシブを爆撃した。 シブはラジャン川上流につながる玄関口である。 白鳥が町のシンボル。 経済としては当初、移住してきた福州人が米作を中心にする予定だったが、土が米作には適さなかった。その後、英国人総督がゴムなどのプランテーション農園を中心にするように決めた。朝鮮戦争時にはゴムの値段が上がり、シブの産業に大きく寄与した。現在では木材加工と輸出、パームオイルがシブの主要な経済的原動力となる 細かく観光地があるが、シブは何といっても食べ物がお勧めであった。サラワク州でもこのシブでしか食べることができない食べ物も多く、ボルネオ島のローカルも、コロミーとサラワクラクサはシブが一番といっているのを聞いたことがある     目次【本記事の内容】 1.シブ基本情報  1-1.どこにあるの?場所・地図  1-2.どんな街?概要 2.シブの観光について  2-1.お勧めスポット   2-1-1.三洋 大厦 Wisma Sanyan   2-1-2.シブ海浜公園 Sibu Esplanade   2-1-3.シブ中央市場 Pasar Sentral Sibu   2-1-4.シブナイトマーケット Tapak Pasar Malam Sibu   2-1-5.シブ遺産センター Sibu Heritage Centre   2-1-6.七層観音塔 Tua Pek Kong Temple...

ボルネオ島の真ん中 フェリーでしか行けない秘境 カピット

  カピット。こういう名前を聞いたことがある人は多分いないかな。マレーシアのサラワク州の……いやボルネオ島のほとんど真ん中にある秘境です。山奥過ぎて、道路が開通していないため、車ではこのカピットという町に行くことはできません。マレーシア最大の川、ラジャン川をフェリーで移動するしかありません。近郊の町シブからフェリーで3時間です。 ここはこのボルネオ島に昔から住んでいる先住民族のイバン族の子孫が住んでいる町であり、マレーシアのマジョリティのマレー系の人々は少ないです。宗教はキリスト教が主です。少しはムスリムもいるようですが……。 道路が開通していないのですが、なぜか車が多いです。これは、このカピットという町は陸の孤島なのですが、 市場と家の往復用 隣町のSongとの移動用 のために、みなさん車を所有されています。 ってかどうやって車を買ったんだろう?どうやって車をこの陸の孤島まで持ってきたのだろう?船かな?などと不思議に思うレベルですが・・・・     目次【本記事の内容】 1.カピット基本情報  1-1.どこにあるの?場所・地図  1-2.どんな街?概要 2.カピットの観光について   2-1.ラジャン川 Rajang River   2-2.Fort Sylvia   2-3.Kapit Museum   2-4.中華寺 Kapit Hock Leong Tieng Tua Pek Kong Temple   2-5.Market Teresang  2-6.食文化 3.まとめ   カピット基本情報  ...

パイナップルのオブジェと驚きのスーパーマーケットがある町 サリケイ

  サリケイはシブの近くの小さな町。町の名物は、川沿いに立つパイナップルのモニュメント。 特徴はほとんどない。そのパイナップル以外には……。いわゆる田舎町。 56000人の人口で、中華系が2万人以上を占める。次にイバン族。マレー系は少ない。戦前からゴムと黒コショウが主な産業。帰りの飛行機のこともあったため、2時間しか滞在しなかった。中心部には人が多く、ストリートアートやフードコートが広がる。だが、中心部から少し離れると、人はまばらになる。ちょっとした息抜きで行くのがよいだろうか。   シブからバスで1時間30分で行ける。公共の乗り合いバスで行く。 バス乗り場は、フェリー乗り場の真向かいのこの場所。片道13RM(約350円)。 『婆羅洲』と書いて、ボルネオと読むとは思わなかった。 なかなか、時代を感じる時刻表示ですな。 のんびりとしたバス停。   以下は市内循環のバス。これも時代を感じますな。だいたい日野のバスが多い。   シブからは、下記の都市間高速バスでも行けるが、町同士が近すぎるために、高速バスの本数が少ない。全くない日は、シブ→サリケイ行きのバスが1日に1本という場合もある。   そのため、フェリー乗り場向かいの、公共の乗り合いバスで行くほうが1時間に1本くらいなので便利だろう。     サリケイの街の雰囲気。ここは中心部のため、混雑しています。 公園で皆さん座っていますね。   目次【本記事の内容】 1.サリケイ基本情報  1-1.どこにあるの?場所・地図 2.サリケイの観光について   2-1.パイナップル The Pineapple Statue   2-2.ストリートアート Street Art   2-3.Doremon Supermarket 3.まとめ   サリケイ基本情報   どこにあるの?場所・地図...

オタオタが名物 ムアル観光

  ムアルという町に行ってきました。 マレーシア半島の南側、ジョホール州になります。ジョホール州と言うと、お隣がシンガポールになりますが、そのジョホール州の最北端の静かな田舎町なので、このムアルという町は都会ではありません。ジョホール州の中では4番目に大きい都市でありますが。。。 ですが、ムアルは実は非常に歴史も深く、マレーシアの中では食べ物・コーヒーや戦前の建物などでは観光的に有名な場所のひとつなのです。 特に食べ物と言うと、オタオタと言う魚の練り物が有名です。英語では、Otak-otakと書きます。タピオカ澱粉とスパイスを混ぜたひき肉を使った魚の練り物です。 インドネシアとマレーシアとシンガポールで売られており、だいたいバナナの葉っぱで包まれている。   ムアルは東南アジアでは最も清潔な都市として名高く、2017年にはアジアで最も清潔な観光都市として表彰もされています。(むむむ、そこまでキレイだったかな。たいして他の都市と変わらなかった記憶も。。。。) 経済としては、マレーシアの製造業の拠点となっているようで、数多くの世界的メーカーの工場があるようです。MicronやPioneer、STMicroelectronicsなどの工場がある。 歴史としては、マラッカ王国のころから重要な地点の一つであり、第二次世界大戦中には日本軍と英国軍の大規模な戦闘があり、統治中には、マレーシアの人々の反日本軍組織(Malayan People’s Anti-Japanese Army (MPAJA))の拠点でもあったのですな。     場所はこちらです。     目次【本記事の内容】 1.ムアルのオタオタが食べれるおすすめレストラン  1-1.Sai Kee Kopi 434 Muar 2.ムアルのおすすめ観光地  2-1.Clock Tower  2-2.Nan Hai Fei Lai Temple  2-3.Wetex Parade  2-4.Muar Historia  2-5.Crown Of Sultan...

ケダ州最大の街 スンガイペタニ観光

    マレーシアの街は、一部の有名な都市を除いては大体人口が20万人を切るのですが、あまり有名ではないですがその割りに大きな町を一つ見つけました。それがこのスンガイペタニです。 人口が多い街は、行けば何かしらおもしろいものがあったり、競争もあるため美味しいレストランも多いです。 あまり観光で行くケースは多くは無いかもしれませんが、なかなか魅力的な街でした。 スンガイペタニの観光情報です。     目次【本記事の内容】 1.スンガイペタニ基本情報  1-1.どこにあるの?場所・地図  1-2.どんな街?概要 2.スンガイペタニの観光について  2-1.お勧めスポット   2-1-1.Jam Besar 時計台   2-1-2.Masjid Sultan Muzaffar Shah   2-1-3.Medan Selera Jalan Dewa Hawker Stalls   2-1-4.Dataran Zero Kilometer   2-1-5.ストリートアート  2-2.こんなことが楽しめる 3.スンガイペタニへの行き方・アクセス 4.モデルコース 5.まとめ  ...

マレーシア最北端の州都 カンガー観光

    カンガーはマレーシアのペルリスの州都です。 人口は約5万人、面積もそれほど大きくない。マレー半島の最北端に位置し、ペルリス川がある。 街から見える山を超えると、そこはもうタイになる。タイの国境と接しており、タイの文化が近く、屋台にはタイ料理屋も多い。国境付近の街に住む人々は、タイ語とマレー語の両方を話す人も多く、タイ・マレーシアのハーフも多い。 この町はマレーシアで最も小さな州都であり、その住民は大部分が農民と公務員。いちおう州都だが、隣のケダ州の州都アロースターが近いため、アロースターの学校に通う子どもたちも多く、アロースターに買い物に行く人も多い。 マレーシアのムスリム教政党PASの旗が道路に少し見えたので、イスラム教が若干なりとも強い地域だと思われる。しかし、中華系(もしくはタイハーフ)も市場には多かった。観光客が少ない場所のため、住民の方々は優しく接してくれるが、街も小さく、見るものもさほど多くない。 数時間程度の滞在がおすすめ。泊まりだとちょっと寂しいかも。。。   目次【本記事の内容】 1.カンガー基本情報  1-1.どこにあるの?場所・地図 2.カンガーの観光について  2-1.お勧めスポット   2-1-1.Alwi Mosque   2-1-2.Dataran Keris ケリス広場   2-1-3.バスステーション周辺のマーケット 3.カンガーへの行き方・アクセス 4.モデルコース 5.まとめ カンガー基本情報 どこにあるの?場所・地図   カンガーの観光について お勧めスポット   Alwi Mosque     Dataran Keris ケリス広場 ケリスはマレー語ですが、剣の意味です。剣は王が持つものとされています。  ...

インドネシアのパダンで、世界一美味しい料理「ルンダン」を食べてきた!

  ルンダンと言う料理を聞いたことがあるでしょうか? 牛肉をココナッツミルク・レモングラス・にんにく・ターメリックやチリなどと共にゆっくりと数時間煮込んで作る料理で、CNNにて世界一美味しい料理とされているようです。 World’s 50 best foods インドネシアの西スマトラ州のパダン発祥の料理です。 すでにインドネシア全体に広がっていますし、隣国のマレーシアなどでも食べることができます。パダンのミナンカバウ文化を代表する料理で、レストランでも食べることができますし、セレモニーなどでもよく提供されます。 料理の専門家はルンダンをカレーとみなすことが多いようですが、通常のカレーよりも水分が少ないために、インドネシアではカレーとは考えられてはいないようです。   今回パダンに観光に行ってきたので、その際に、いくつかのレストランでその世界一美味しい料理、ルンダンを食べてきました。   目次【本記事の内容】 1.パダン市内のおすすめのレストラン  1-1.RM Pondok Indah Jaya  1-2.Nasi Padang Adinda  1-3.Grand Inna Padang Hotel Restaurant 2.まとめ   パダン市内のおすすめのレストラン 僕がパダンを訪れた時は、ラマダン中でした。 首都ジャカルタなどでは様々な人種や宗教、もしくは外国人が多いため、断食中のラマダンでも開いているレストランが無いとか困ることはあまり無いでしょうが、パダンのようなインドネシアの地方都市にラマダン中に行けば、お昼はレストランがほとんど開いていないのは容易に想像できました。 なので、仏教徒の僕でも、半強制的に断食に参加させられるはめになりますねww みんなが食べずに我慢している時に、自分だけ食べるのもなんとなく悪い気もしますし。 とはいえ、現代人はカロリーの取り過ぎでもあると思いますので、たまの断食は体の調子を取り戻す良い経験でもあるような気もします。 まあ、インドネシア人は人によっては断食中でもこっそり食べてしまう人もいたりするんですけどね。。。   今回はラマダン中の為、レストランの写真は基本的に夜の写真だけです。また。ルンダンは煮込みに数時間かかるからなのか、パダンの名物といえども全てのレストランが提供しているわけでもなく、意外と探さないと見つからないものでもありました。 そういう意味でも、レストランの名前と場所を記載しておくのは今後訪れる方にとっていい情報になるかもしれません。 基本的に全てのレストランが、市内中心部周辺になります。  ...

華僑になれなかった戦前の2万人の日本人移住者 資料館・慰霊碑 in ミンタル ~中国人移住者と日本人移住者の違い~

  ダバオの観光の記事 ドリアンと美しい海 ダバオ観光 でも触れたのですが、ダバオ市郊外のミンタルという場所では、戦前は日本人が20000人も住んでいました。戦前の当時の人口で20000人ですので、かなり多くの日本人が住んでいたというのが想像できます。(地域としては、ダバオとミンタルのエリアを合わせて20000人の在留邦人かもしれませんね。でもすごい数の日本人の人口密度だったと思います。) まさにリトルトーキョーだったわけです。 そして、その日本人の力でダバオの経済は活性化しました。 そして当然日本人移住者はお金を稼いで、ローカルコミュニティを育み、現地のフィリピン人と結婚などをしました。そのような日本人移民と現地人女性との結婚の結果、現在も日本人子孫が多いです。 そのためミンタルには、日本人が暮らした歴史資料館や、古き日本家屋や慰霊碑などがたくさん残っています。   しかしなぜか戦前の2万人の日本人移住者は現在の華僑のように、その時培った商売を生かして大きな事業を現在に残すなどのことができませんでした。   それはなぜだったのでしょうか。   その理由と共に、ダバオ郊外のミンタルには、過去に日本人が住んでいたことを示す様々な慰霊碑や歴史資料館があります。 あまりネットには情報がありませんでしたので、それらの情報も残しておきたいと思い、記事にしました。   戦前 20000人もの日本人が仕事を求めて移住した場所 ダバオ・ミンタルについて記載します。     目次【本記事の内容】 1.ミンタルとは  1-1.Philippine-Japanese Historical Museum (フィリピン – 日本歴史資料館)  1-2.Mintal (ミンタルの街)  1-3.Barangay Mintal (ミンタル役場)  1-4.Mintal Public Cemetery (日本人慰霊碑)  1-5.Mindanao Kokusai Daigaku (ミンダナオ国際大学・フィリピン日系人会国際学校) 2.まとめ   ミンタルとは...